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「地雷・不発弾をなくそう」2010年 年末募金のお願い
もっと早く出会えていたら、この子は両足を失うことはなかったかもしれない
アフガニスタンの首都カブールに住む8歳のルサホ・リーヌくん(仮名)は、学校が大好きで、凧揚げが上手な、元気な男の子。でも、彼には両足がありません。
3歳のとき、楽しみにしていた凧揚げ大会を見に行く途中で地雷を踏み、両足を吹き飛ばされたのです。
ルサホくんが事故に遭ってから、お母さんの気持ちが晴れることはありません。
「学校に一人で行くこともできないし、他の子どものように思い切り遊びまわれない。かわいそうでなりません。」毎月の通院費も、貧しい一家に重くのしかかります。
ルサホくんの夢は、「大きくなったらお金持ちになって、お母さんにお家を買ってあげる」こと。でも、20年以上続いた内戦で疲弊したアフガニスタンでは、障害を持つアリくんが勉強を続けたり、仕事の機会を得ることはとても難しく、夢をかなえることは容易ではありません。
自分の左足とともに奪われた、大切なお母さんの命
アフガニスタンの首都カブールに住むキールくん(仮名、13歳)は6歳のとき、水汲みに行く途中で地雷の事故に遭いました。事故直後、すぐに病院に運ばれたものの、左足を失い、一緒に事故に遭ったお母さんは亡くなってしまいました。
キールくんが地雷回避教育を受けていたら、事故を避けられたかもしれません。
地雷・不発弾の恐怖があるかぎり、平和な暮らしは戻りません
戦争が終わっても、戦場ではない場所で、兵士ではない普通の人たちが、地雷や不発弾で傷ついています。不発弾を大量に生み出し、第二の地雷と呼ばれるクラスター爆弾は特に問題視され、2010年8月、クラスター爆弾の使用・生産などを禁止する「クラスター爆弾禁止条約」が発効しました。しかし規制は緒についたばかりです。
なぜ地雷・不発弾対策が必要なのでしょうか?
地雷・不発弾は攻撃する相手を選びません | たとえ命は取り留めても障害は一生残ります | その危険性はいつまでも消えることがありません |
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触れたのが兵士であっても、好奇心から近づいた子どもであっても、区別なく爆発します。 | 被害の多くは、貧困に苦しむ国々で起こっています。障害を持つことで、仕事や教育を得る機会が、さらに限られてしまうのです。 | 爆発するか除去されるまで、被害者を生みだす恐れがあります。すべての地雷を取り除くまで、何年かかるか見通しは立っていません。 |
難民を助ける会の地雷・不発弾問題への取り組み
地雷回避教育 | 被害者支援 | 地雷・不発弾除去 |
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私たちはこれまで8年間、アフガニスタン各地で、地雷や不発弾から身を守る方法を教えてきました。現在も、アフガニスタン、ラオス、カンボジア、スリランカ、スーダン、アンゴラ、ウガンダ、タジキスタン、ミャンマー(ビルマ)で活動を続けています。それでもまだまだ、私たちの活動を必要としている人たちがいます。さらなるご支援を、どうぞお願いいたします。