難民を助ける会は、日本で、世界で、障害者支援に取り組んでいます
難民を助ける会では、東日本大震災の直後から、障害者施設や高齢者施設の支援に取り組み、活動再開を支援しています。(宮城県名取市の地域活動支援センター「らるご」の利用者・今野さちえさん(左)と難民を助ける会の小菅健太郎 2011年9月)
学校に行けない、仕事に就けない、差別を受ける、緊急のときに必要な情報が得られない・・・。
障害があるゆえに、貧困にあえぐ人、可能性を奪われている人が、世界中にはたくさんいます。
難民を助ける会は、障害のある方々が経済的・精神的・社会的にに自立できるよう、世界で、そして日本で、多面的な障害者支援活動を続けて来ました。
障害があってもなくても、ともに支え合いながら生きて行くことのできる社会のために。引き続き皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。
タジキスタン-「デザイナーになりたいという夢が、ぐっと近づきました」 (ダヴラトミロヴァ・シャフノザさん)
タジキスタンは国家財政が厳しく、社会福祉制度の整備が遅れています。障害のある人は教育や就職の機会が限られており、家族も世話のため働きに出られなくなると、ますます困窮します。
障害のある人も生計を立て、社会の一員として自立した生活が送れるよう、難民を助ける会では洋裁教室を開催したり、障害者連盟の組織強化を応援しています。
写真は洋裁教室受講生のファヴラトミロヴァ・シャフノザさん。「生まれつき腕に障害がありますが、難民を助ける会の洋裁教室に参加して、実践的な技術が身に付きました。デザイナーになりたいという子どものころからの夢が、ぐっと現実に近づきました」
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ハイチ-「カシくんは自分の足で歩くことができるようになりました」(理学療法センター代表・ミシェル・バズレーさん)
2010年1月のハイチ大震災の被災地で、障害者向け施設や児童養護施設の再建を進めています。
震災で新たに障害を負った人が多いにも関わらず、障害者のための数少ない医療施設も被災してしまいました。難民を助ける会は、ハイチで医療施設や児童養護施設の再建を進めています。
先天性内反足であるカシくん(写真中央)は理学療法のおかげで自分の足で歩くことができるようになりました。カシくんを補佐して歩く練習をするバズレーさん(右)とハイチ駐在員の中村啓子(左)
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ケニアの干ばつ緊急支援にて、手漕ぎ三輪車を使っている障害者に食料をお渡ししました(2011年8月 右は難民を助ける会の河野洋)
ミャンマーの障害者支援では、脳卒中で半身不随となったキン・メイ・シーさん(写真左)を支援し、炭を売るお店を開けるようになりました