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厳しい冬を迎えた子どもたちに支援を―2015年冬募金のお願い

 
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最新イベント情報
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ISに故郷の村を襲われ、シリアからトルコへと逃れて来たロジャさん(27歳)とその娘

シリアから逃れる難民、400万人。その半分が子どもです

シリア危機の勃発からおよそ5年。母国を追われた人々は400万人を越えました。欧州まで逃げられるのはほんの一握り。多くの人は近隣の国で、どうすることもできずにいます。故郷に帰る見通しの立たない難民の家族にとって、生活の不安は計り知れません。仕事もなく、子どもを学校に通わせられず、頼れる人もいない。そのうえ言葉も通じないのです。トルコに逃れてきている200万人の半数は、18歳以下の子どもです。平和な生活を突然奪われ、生々しい紛争を目の当たりにしてしまった彼らの心の傷は深刻です。

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突然、難民になって2年。夢をあきらめたくない

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シリア・アレッポ出身のジハン・フセインさん(13歳)※シリアの政治情況に鑑み、ご本人やその関係者に不利益の生じないよう、仮名を使用しています。

ジハン・フセインさんはシリア北部の美しい古都、アレッポで平和に暮らしていました。しかしここにも戦闘は押し寄せ、激しくなり、ジハンさんは2年前に祖父母、父、妊娠中の母、小さな妹3人と一緒に、トルコに避難してきました。死と隣り合わせの恐怖からは逃れられましたが、不安は消えません。

「家族みんな、パスポートも持たずに逃げてきました。しばらくは家もなく、夏休み中の学校で寝泊まりしていました。お父さんは日雇いで働いていますが、貯金が少なくなり、新学期からは学校に通えるかわかりません。」

明日が見えない避難生活を送るなか、AARのコミュニティセンターはジハンさんの心の寄り処になっています。

「英語の勉強が好きなので、英語のクラスがあると聞いて、コミュニティセンターに通うことを決めました。私の夢は、医者になって、シリアに戻ること。毎日がんばって勉強しています。」

いつかシリアに戻れる日のために。そして争いのない国を作るために。
ジハンさんの夢を一緒に支えてください。

子どもが子どもらしく過ごせるように

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真剣に語学を学ぶ子どもたちと、授業の様子を見るトルコ事務所駐在員の宮越清美

「シリア難民の方々は、母国を追われ、家族と離れ、慣れない環境の中で避難生活を送っています。多くの子どもが学校にも通えていません。子どもたちは一見明るく元気に見えますが、家庭ではつらい出来事を思い出し、悲しみに暮れたり、怒りっぽくなったりしています。シリア難民の子どもたちが、勉強したり、友達を作って一緒に遊んだり、夢を見つけたり、日本の子どもがあたりまえに経験するような日常を重ねて成長し、将来平和な国を作って欲しいと願っています。」

トルコ駐在員 宮越清美

長引く避難生活を支えるために

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支援物資を配付するAARの山本祐一郎

AARは2012年からトルコで、難民の方々への食料や生活必需品の配付、教育支援、障がい者支援などを実施してきました。着の身着のままで逃れてきたばかりの方には、生活の基盤を作る支援を。避難生活が長引くにつれ、必要な支援は変わっていきます。AARがトルコ南東部のシャンルウルファに開設したコミュニティセンターでは、長期化する避難生活を支えるため、トルコ語や英語の講座、生活に関する相談受付や地域のトルコ人との交流イベントを行っています。

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「月々3,000円(1日100円)」のご寄付を一年間続けるとできること

皆さまのご寄付で、災害や紛争などに見舞われた方々へ、迅速に支援を届けることができます。

トルコ
(シリア難民支援)

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シリア難民7人が、トルコ語講座を1ヵ月間受講できます。

ネパール
(大地震被災者緊急支援)

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2週間分の食料とテント資材などを、約5世帯(25人)に届けられます。

ケニア
(南スーダン難民支援)

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難民キャンプの子どもたちに教科書50冊を届けられます。

AARの活動は、皆さまからのご寄付で支えられています。

紛争や災害に襲われた方がつらい生活を強いられるのは、報道で注目されるわずかな期間だけではありません。迅速に現場での支援を開始し、復興まで寄り添う私たちの活動は、皆さまのご寄付で行うことができます。冬募金に、どうかご協力をお願いいたします。

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