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人生を切り開く力を-冬募金のお願い
「君は、家にいるべきだ」ミャンマーでは多くの人が、障がい者は、勉強や仕事ができないと思っています。でも、私の人生は大きく変わりました
AARミャンマー事業所の洋裁コース講師のカイン・カイン・ミンです。
私は3歳のときに患ったポリオが原因で右足に障がいがあります。
通学や移動などの苦労はありましたが、家族や友達に支えられて一生懸命勉強し、大学にも進学しました。卒業後は事務員として働くことを望んでいましたが、障がいのある私を採用する会社はありませんでした。新聞でAARの障がい者のための職業訓練校の広告をみつけ、手に職をつけようと2005年に洋裁コースに入学しました。
多くの仲間に出会い、障がいで悩んでいるのは私1人だけではないことを知り、勇気づけられたことを覚えています。同じような境遇にある障がい者に自分が学んだ洋裁の技術を教え、働く希望を与えたいと思い、2006年から訓練校で講師として働いています。
ミャンマーでは、多くの人が、障がい者は勉強や仕事ができないと思っています。 たとえば、一度、私は近所の人にこう言われました。「君は大学を卒業できっこない。家にいるべきだよ」と。でも、私は大学を卒業しました。訓練校で学んだ技術を活かし、仕事に就くこともできました。 その近所の人は、私が両親の生活費や医療費をサポートするようになってから、私への態度を変えました。私は、地域の人々の障がい者に対するマイナスのイメージを変えることができたのです。みなさんの支援が、私の人生を大きく変えました。一人でも多くの障がい者が、自分の力で人生を切り開くことができるようこれからも応援してくださることを願っています。 心からの感謝を込めて。
カイン・カイン・ミン
ミャンマー事務所の職員、駐在員とカイン・カイン・ミン(後列中央)。職業訓練校の講師は全員障がい当事者です
AAR Japan[難民を助ける会]は11月24日、創立40年を迎えます。
40年間で日本から約500人のスタッフを世界65の国と地域に派遣してまいりました。
あなたのご寄付が、多くの困難な状況にある方々の生きる力になっています。
どうかAARの冬募金にご協力ください。
ミャンマーの職業訓練校で、1人が3ヵ月半、寮生活をおくりながら、洋裁、理容・美容、パソコンのいずれかの職業訓練を受けることができます。
シリア国内で、飢えや空爆にさらされている5人家族に1ヵ月分の食糧を届けることができます。
ウガンダの難民居住地に暮らす南スーダン難民の子ども6人に、学校で1年間に必要なノートやペンなどの学用品を届けることができます。
AARの支援活動は、
皆さまのご寄付に支えられています。
一人でも多くの方に支援を届けるため、
ご協力をお願いします。
確定申告で、ご寄付から2千円を引いた額の最大5割が戻ります。詳しくはこちら。
皆さまの温かいご支援で世界中に生まれた笑顔の花を、感謝をこめて1冊の写真集にまとめました。ご希望の方は、こちらからお申し込みください。
夏募金にご協力くださった皆さまに
心より御礼申し上げます。
お預かりしたご寄付は、AARの世界15ヵ国での支援活動に活用させていただいております。
トルコ事務所でケースワーカーとして働くマルワ・アルサイェルです。
シリアで大学を卒業した後、紛争が激しくなり2015年にトルコに移りました。トルコで暮らす、厳しい状況にあるシリア人を支えたいと思い、人道支援について学び、現在AARで働いています。
夏募金のお願いで紹介したムハンマドくんは今、学校のほかコーラン学校にも通い、アラビア文字も覚え始めました。毎日、近所のトルコ人やシリア人の子たちと遊び、どんどん友だちが増えています。目のことを気にすることもなくなったそうです。
支援した方々の表情が明るくなるのを見ると、私も希望でいっぱいになります。
ムハンマドくんの未来を変える手助けをしてくれた日本の皆さまの支援に心から感謝しています。
AARトルコ事務所 マルワ・アルサイェル