東京事務局
加藤 美千代(カンボジア事業担当)
カンボジアで勤続10年ベテランスタッフが見た「日本人駐在員」
記事掲載時のプロフィールです
難民を助ける会では、首都プノンペンにて障害者支援センターを運営。障害者の職業訓練と車イスの生産・配布を実施してきました。2006年10月からはカンボジア人が運営するNGOとして登録しました。ただし、当面は当会が資金的にも企画運営についても支援を継続していきます。
今回はカンボジア人スタッフからの「駐在員日記」です!
2006年10月からカンボジア人が運営するNGOとして再出発した現地スタッフ達。現在は、日本人駐在員は置かずに現地スタッフが中心となって事業が運営されています。
今回、日本に向けて駐在員日記の題材の提供をお願いしたところ、「カンボジア人から見た日本人駐在員」というテーマで、色々な感想をまとめてくれました。
過去14年にわたり十数人の日本人駐在員を受け入れ支えてきたカンボジアのスタッフたち。今回は、職歴10年以上の職員からの選りすぐりの感想です。
私も2006年6月まで「日本人駐在員」だった一人。一体どんな意見が出るのか、ドキドキです!
日本人駐在員は着飾らない?!
彼らの観察の結果、「日本式」だと思うことは
「着飾らない・服装が派手ではない」「化粧をしない」「動物や樹木などが好き」「友達と長い時間おしゃべりをするのが大好き」なこと。
「日本人とカンボジア人の違い」は、「日本人は食事を残さず食べる(カンボジアではお皿に食べ物を少し残しておく習慣がある)」「女性でもビールを飲む(カンボジア女性は一般的にお酒もタバコも吸わない)」そして「カンボジア人女性は内気な人が多いが、日本人女性はそうではない(?!)」こと。
日本人駐在員に共通する性格は「よく働く」「偉そうに振舞わない」「お金の使い方が経済的」。
カンボジア事務所歴代駐在員の生活の様子が垣間見られる結果となりました。私は?といえば、全ての項目に当てはまっているように思います。
ともあれ、「日本人駐在員は皆に公平だったし、カンボジア人と良くコミュニケーションをとっていた。大多数の駐在員はスタッフに慕われていた」との言葉をもらい、一安心しました。