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カンボジア Cambodia

©Yoshifumi Kawabata

カンボジアはインドシナ半島南部に位置する東南アジアの国です。
ベトナム戦争の余波で1970年代以降、ポル・ポト政権時代を含めて内戦や混乱が続きました。
現在は都市部を中心に経済発展が進む一方、農村部では多くの貧困層が取り残されています。

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カンボジアの基本情報

面積 18.1万平方キロメートル(日本の約2分の1弱)
人口 16.3百万人(2018年IMF推定値)
首都 プノンペン
民族 人口の90%がカンボジア人(クメール人)とされている。
言語 カンボジア語
宗教 仏教(一部少数民族はイスラム教)
カンボジア

※出典:外務省ホームページ

取り組む課題 Issues

カンボジアでは教育環境が整っていない、周囲の理解が得られないなどの理由で、障がいのある多くの子どもたちが学校に通えていません。そうした状況の改善に向けて、同国政府は障がい児教育に関する国家方針を制定したり、障がい児教育を専門的に学ぶ大学を設立したりして、制度の整備を進めています。しかし、インクルーシブな学習環境に必要な基準は示されず、学校・教育現場では具体的にどのような対策を講じれば良いかが分かりにくい状況にあります。

  • 56%

    障がい者の識字率は、
    全国平均約80%に対して約56% ※1

  • 60%

    15-19歳の障がい者のうち、60%弱が
    未就学または小学校を修了していない ※2

参照
※1 https://cambodia.unfpa.org/sites/default/files/pub-pdf/Disability26Dec2013.pdf
※2 Global Initiative On Out of School Children Cambodia Country Study (draft)
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活動 Activity

すべての子どもたちが
学校で学べるように

©Yoshifumi Kawabata

AARの支援で歩行器を使って歩けるようになり、学校に通って学ぶナン・チャンヘインさん

障がいの有無にかかわらず、子どもたちが個々の特性やニーズに応じた配慮を受けながら一緒に学ぶインクルーシブ教育を、推進しています。学校の環境整備や教員への研修を行うとともに、インクルーシブな学習環境の条件を満たしているかどうかをチェックする評価リストの作成などを進めています。

車いすによって
社会参加の第一歩を

車いす工房では、障がい者のあるカンボジア人職員も働く。製造・配付・修理を一貫して行う。

AARが1994年から運営してきた車いす工房は、2006年に現地NGOとして独立しました。工房ではカンボジアでも入手可能な資材を使い、車いすや歩行器などの補助具を製造して、障がい者へ無償で配付しています。配付時に家族に簡単なリハビリと介護指導を行ったり、必要な専門機関の情報を提供したりしています。AARは運営団体を資金面で支援するとともに、職員の事業運営能力や財政管理能力の強化をサポートしています。

これまでの主な活動

  • 1993年~1996年

    子どもたちへ
    文房具などを配布

    手作りのポシェットに生活用品や文房具類を入れて現地の子どもたちに贈る「愛のポシェット」運動を実施。

  • 1996年~1999年

    地雷除去活動を支援

    イギリスの地雷除去専門団体「ヘイロー・トラスト」と協力し、カンボジアでの地雷除去活動を実施。

  • 1993年~2011年

    障がい者のための
    職業訓練校を運営・支援

    障がい者が縫製、バイク修理、ITなどの技術を習得し、就労につながるように支援。

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声・ストーリー Voice & Story

カンボジアからの声

  • ソティアラくん

    「友だちができ、
    字が
    読めるようになりました」

    ソティアラくん(10歳)

    息子は生まれつき複数の障がいがあり、学校に通ったことがありませんでした。けれども、AARの支援や、学校の先生、地域の人たちの協力を得て、今では通学して友だちと楽しい時間を過ごしています。以前よりも発話が明確になり、文字も少しずつ読めるようになっています。また、補装具を使わずに歩ける距離が伸びて、ひとりでトイレにも行けるようになりました。(両親へのインタビューより)

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  • ピンさん

    「工房で働けることが
    何よりもうれしい」

    ピンさん(55歳)

    AARが設立した車いす工房(2006年に現地NGOとして独立)で働いています。生まれつき、左足に内反足の障がいがあります。AARが運営していた職業訓練校で裁縫技術を学び、今は製造スタッフとして、車いすにつける座席カバーなどを作っています。

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