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難民支援 Refugee Assistance

世界の難民の数は
8,240万人に上り、
その半数は、子どもです。

難民・避難民と呼ばれる方々の多くは、
紛争や迫害などによって強制的に故郷を追われています。

故郷に帰る見通しの立たない難民の家族にとって、
不安は計り知れません。
仕事もなく、子どもを学校に通わせられず、頼れる人もいない。
そのうえ言葉が通じないケースもあります。

平和な生活を突然奪われ、
生々しい紛争を目の当たりにしてしまった
彼ら・彼女らの心の傷は深刻です。

※国内避難民、庇護申請者を含む紛争や迫害によって移動を強いられた人の数

Story シリア難民の家族のストーリー

すべてを失い、国を逃れ…レザーンちゃん(5歳)

レザーンちゃんシリア危機はレザーンちゃん一家のような一般市民の日常を破壊し続けています。

レザーンちゃんはシリアで砲撃に遭い、右脚を失いました。当時のことをお母さんが語ってくれました。

「砲撃によってレザーンは瞬時に足を失い、まだ2才だった息子は、1時間後に息を引き取りました。わたしも怪我をしましたが、この子たちに起きたことに比べれば...」

現在、一家はシリアを逃れ、隣国トルコで暮らしています。

「今は夫が路上でパンを売って暮らしています。私はトルコ語がわからないのでずっと家にいるしかありません。」

「学校に行って勉強がしたい。」とレザーンちゃんは言います。

※年齢は取材当時のものです。

世界では、100人に1人が
故郷からの移動を強いられています。

2020年末時点で、難民・避難民などとして移動を強いられている人の数は8,240万人。これは日本の人口の実に半数以上に当たります。

その中で、欧州などの先進国まで逃れられるのはほんの一握り。多くの人々は避難先で十分な支援を受けられず苦しい生活を送っています。

  • 世界の人口の

    1%
    以上

  • 日本の人口の

    60%
    相当

世界の難民・国内避難民などの推移

世界の難民・国内避難民などの推移

出典:UNHCR Global Trends 2020を加工

Story 南スーダン難民の少女のストーリー

自分で生きていかなければ…メリーオペインちゃん(11歳)

メリーオペインちゃん©Yoshifumi Kawabata「将来の夢は、医者など人を助ける仕事につくこと」と話すメリーちゃん。

ある日、警察官だったメリーちゃんのお父さんは武装勢力に連行されました。お母さんを幼い頃に亡くしていたので、16歳のお兄さんと取り残されます。街の中で幼い子どもとその母親がナタで殺されるのを目撃して、「このままでは自分たちの身も危険だ」と、最低限の荷物を担いで1週間歩き続け、ウガンダ国境にたどり着きました。

「ここでは食べ物や住むところをもらえたし、いつ殺されるかという恐怖はなく、安心できます。だけど、すごくさびしい。お父さんに会いたい。」

メリーちゃんはいま、難民居住地の学校で、一生懸命勉強しています。「知識を得るのはとても大切。仕事を得て、自分たちだけで生きていかなければいけないから。」

※年齢は取材当時のものです。

©Yoshifumi Kawabata

未来のために

未来のために

心や身体に傷を負った難民の子どもたち。
仕事も家も故郷も失った大人たち。
それらを取り戻すことはできませんが、将来は築いていくことができます。
そのためには、一人ひとりに寄り添い、
前を向き歩き始めるまでを支える支援が必要です。

AARは、平和な日常を突然うばわれた
難民・避難民の命をつなぎ、
生活を取り戻すまでの支援を行っています。

AARの取り組み Our activities

命をつなぐ、緊急支援

シリア国内の避難民キャンプを訪ね、食糧を配付(シリア)

今まさに紛争を逃れてきた人々が
明日を生きるための支援を届けます。

突然平和な暮らしを奪われた難民・避難民は、避難するときに何も持っていないことがほとんどです。AARは現場に駆け付けて状況を調査し、水・食料や、衛生用品、毛布など、すぐに必要となる物資を届けます。

避難先での暮らしを支える

狭い机に並びながらも熱心に勉強するコンゴ難民の子どもたち(ウガンダ )

教育や生活支援、コミュニティ形成などを通して
これからの人生を歩むための道のりを支えます。

難民支援が必要となるのは、報道で注目されている期間だけではありません。故郷に戻れるまでの暮らしを支えるため、子どもたちの教育環境の整備、心のケア、水・衛生環境の改善や地元コミュニティの共生を目指した支援などを行います。

参照
グローバル・トレンズ・レポート(年間統計報告書) UNHCR 発行