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ミャンマー Myanmar

ミャンマーは東南アジアの仏教国です。軍事政権が続いて経済開発が遅れたうえ、
2011年の民政移管後も少数民族の武力闘争が各地で収まっていません。
近年もロヒンギャ問題など多くの人道・開発課題を抱え、
国民の4分の1は今なお貧困に苦しんでいます。

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ミャンマーの基本情報

面積 68万平方キロメートル(日本の約1.8倍)
人口 5,141万人(2014年9月/ミャンマー入国管理・人口省発表)
首都 ネーピードー
民族 ビルマ族(約70%)、その他多くの少数民族
言語 ミャンマー語
宗教 仏教(90%)、キリスト教、イスラム教等
ミャンマー

※出典:外務省ホームページ

取り組む課題 Issues

ミャンマー全体で社会インフラの整備が遅れる中、特に障がい者は医療や教育へのアクセス、就労の機会が制限されています。同国政府は2006年に障害者権利条約に加入し、2015年には障がい者権利法を制定するなど、障がい者の権利を守るための法整備を進めていますが、学校や病院、交通機関などのバリアフリー化をはじめ、社会に根強く残る障がいへの偏見や差別の根絶、障がい者個々のニーズに合った教育を実施するための人材育成など、さまざまな課題が山積したままになっています。

  • 231

    2014年時点で、ミャンマーの人口
    約5,141万人のうち障がい者は約231万人
    そのうち障がい児は約23万人 ※1

  • 31.7%

    男性障がい者の非識字率16.9%に対し
    女性は31.7% ※2

  • 67%

    障がい児の不就学率は67%
    非障がい児(19%)の3倍以上 ※2

参照
※1 myanmar_4K_Disability.pdf
※2 https://reliefweb.int/report/Myanmar/situation-analysis-children-disabilities-Myanmar-2016
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活動 Activity

障がい者のための
職業訓練校を運営

コンピューターコースの授業に熱心に取り組む生徒たち

2000年から小児まひ(ポリオ)や事故などによる身体障がいがある人を訓練生として受け入れ、裁縫、理容美容、コンピューターの訓練を行っています(現在、一時休校中)。卒業後は洋裁店や理容・美容室を開業したり、企業や工場へ就職したりと社会的・経済的に自立できるよう支援しています。2016年以降、平均して卒業生の80%以上の就労が実現しています。2018年にはCSR(企業の社会的責任)の推進などに取り組む現地団体とともに、同国初となる企業向けの「障がい者雇用の手引き(PDF)」を発行しました。また、障がい者の就労政策を協議する政府小委員会のメンバーも務めています。

誰もが学校に通える環境を

障がい児と不就学児に関する聞き取り調査をするAARスタッフ(左)

障がいの有無にかかわらず、子どもたちが個々の特性やニーズに応じた配慮を受けながら一緒に学ぶインクルーシブ教育に取り組んでいます。地域住民とともに障がい児の教育を支える体制作り、校舎のバリアフリー化、教員研修、障がいへの理解促進などの活動を通して、障がい児の就学を後押ししています。また、インクルーシブ教育が広まるように同国政府に働きかけています。

知的・身体的障がい児の
「里親」支援

イラストが描かれたカードを使い、生活習慣や予定の立て方を学ぶ里子

ミャンマーでは障がい者をケアするための施設は少なく、特に知的障がいや重度障がいのある子どもたちは過酷な条件の下に生まれ育っています。こうした子どもたちがリハビリや学習支援を受けて、自分の可能性を発揮していけるように「ミャンマー子どもの未来(あした)プログラム」を実施しています。

これまでの主な活動

  • 2008年~2010年

    大型サイクロン
    「ナルギス」緊急支援

    死者約15万人、被災者約240万人に上ったサイクロンの被災者支援を実施。約9万人に緊急支援物資を提供。障がい者支援、心のケアなども実施。

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  • 2013年~2016年

    地雷対策

    地雷の被害から身を守るための方法を掲載した教材を作り、啓発活動を実施。

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  • 2017年~2020年

    障がい者のための
    生活環境向上支援

    障がいへの理解促進を含む地域作り、学校など公共施設のバリアフリー化、障がい者への補助具の提供などを実施。

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声・ストーリー Voice & Story

ミャンマーからの声

  • カインさん

    「自分の力で人生を
    切り開くことができるように」

    カインさん(36歳)

    ミャンマーでは多くの人が障がい者は勉強や仕事ができないと思っています。しかし、私はAARが運営する訓練校で学んだ技術を生かして、仕事に就くことができました。『障がい者は家にいるべきだ』と言われたこともありますが、そうした人が障がい者に対して持っているマイナスのイメージを変えることができたのです。

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