シリア Syria

シリアは、中東・西アジアに位置します。
2011年にシリアの政府軍と反政府勢力による
武力衝突が本格化し、長期間にわたり紛争が続きました。
2024年の政権崩壊後も不安定な情勢が続いています。

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シリアの基本情報

面積 18.5万平方キロメートル(日本の約半分)
人口 2,156万人(2022年7月推定値 CIA The World Factbook)
首都 ダマスカス
人種・民族 アラブ人:約75%、クルド人:約10%、アルメニア人等その他:約15%(2022年 CIA The World Factbook)
言語 アラビア語
宗教 イスラム教:87%(スンニー派:74%、アラウィ派、シーア派など:13%)、キリスト教:10%、ドルーズ派:3%)(2022年 CIA The World Factbook)
シリアの地図

※出典:外務省ホームページ

取り組む課題 Issues

シリアでは約1,650万人が人道支援を必要としています。国外からの帰還者は2025年4月末時点で50万人弱にのぼる一方、依然として約450万人が国外に避難しており、国内でも約740万人が避難生活を続けています。子どもや障がいのある方々が特に厳しい環境におかれています。

  • 77%以上

    人口の77%以上が
    人道支援を必要としている※1

参照
※1 https://reliefweb.int/report/syrian-arab-republic/syrian-arab-republic-humanitarian-situation-report-no-1-12-february-2025-enar
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活動 Activity

シリア帰還民支援

支援物資が入った段ボールが並んでいる

物資の検品を行う協力団体の職員

アサド政権が崩壊したシリアでは、多くの人が国内外の避難先から故郷に戻っています。AARは、障がい者や慢性疾患を抱える人がいるなど、より脆弱な世帯に対して、栄養バランスを考慮した食料品や基本的な衛生用品などを配付しました。

障がいのある子どもを支援

子どもたちがカラフルで大きな布を持って円になっている

グループワークに参加する子どもたち=提携団体提供

障がいのある子どもやその保護者への個別支援や、子どもたちが安心して過ごせる環境づくりなどの活動を進めています。補助具の提供やリハビリのサポート、必要に応じた外部機関への照会、家庭でもできる心と体のケアの学習会などを行っています。

これまでの主な活動

  • 2021年~2024年

    農業を通じた生計支援

    緑色の小麦が茂っている。その中で話を聞く男性たち

    小麦の収量向上のために、小規模農家に種子や肥料などの配付や、栽培方法に関する研修などを実施。

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  • 2015年~2021年

    リスク回避教育

    スタッフとその回りに座り講習を受けている子供たちの様子

    地雷や不発弾の被害から身を守るための方法を伝える啓発活動を実施。6万人以上が講習会に参加。

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  • 2014年~2021年

    食糧配付

    段ボールを家の入口の前で渡す二人のスタッフ。一人は食糧を両手に持ち、もう一人は肩に担いでいる写真

    避難生活の長期化、生計手段の欠如などによって困窮する国内避難民51万人以上へ、食糧を配付。

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声・ストーリー Voice & Story

シリアからの声

  • 収穫した小麦の実を両手に持つ男性

    「家族のためにお金を貯めることができました」

    アブ・サットゥーフさん(55歳)

    肥料を買う余裕もなく、治安の悪化や水不足で苦しい時期が続きました。AARの研修は非常に有益でした。おかげで良質な小麦を4トンも収穫し、家族のために少しばかりお金を貯めることができて、本当に感謝しています。

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