活動レポート Report

シリア国内避難民支援 1万人に週6日パンを配付

2022年7月6日

2011年のシリア危機勃発から11年。シリア国内で避難生活を送る人々は2022年6月現在670万人に上ります。長期にわたる紛争で国土が荒廃し、失業率も悪化する中、人道支援を必要とする人は2年前との比較で20%増加しています。

避難民が暮らすキャンプでパンを届ける現地協力団体の職員

AAR Japan[難民を助ける会]は2014年から小麦粉、食用油など食料配付を実施し、2022年からは避難民キャンプの約2000世帯(約1万人)にパンを届けています。多くの世帯が女性と子どもだけで暮らし、働き手もおらず、AARが調査した世帯の半数が満足に食べていない状況でした。

シリアの食事には平たいパンが欠かせません。AARは現地協力団体を通じてトルコから小麦を運び、契約業者がパンを製造して、決まった場所で週6日配付します。受け取りに来る女性のために女性スタッフを配置し、高齢者世帯にはスタッフが直接届けています。

ウクライナ危機の影響で小麦の価格が上がり、シリアでも食料危機のリスクが高まっています。AARは生活用水の支援、地元農家への小麦栽培支援、新型コロナ感染予防のための衛生用品の配付などを通じて、シリアの人々を支えています。

「5人の子どもたちに食べさせています」

受け取ったパンを子どもと食べるオム・ラビさん

オム・ラビさん
「6歳から11歳の子ども5人を育てています。夫は6年前、空襲で亡くなりました。不自由のない暮らしだったのに、それからはとても苦労し、今は避難民キャンプで暮らしています。
これまでは食料が買えず苦しい日々でした。私しか稼ぎ手がいないのに、信じられないほどの値上がりで、パンさえ手に入れるのが難しくなりました。店も遠くて大変でした。
パンの配付のおかげで、1日に大きなパンを2つ、週に6日受け取っています。子どもたちにちゃんと食べさせ、必要な物を買うお金をとっておくこともできて、本当に助かります。AARの支援は私たちだけでなく、避難民キャンプにいるすべての家族を助けてくれています。」

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