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スーダン Sudan

スーダンは北東アフリカに位置します。
1956年にイギリス・エジプトから独立する際、北部と南部で内戦が勃発し、
2011年の南スーダン独立まで約半世紀にわたって紛争が続きました。
内戦や経済制裁によって国内は疲弊し、人々の生活に深刻な影響を与えています。

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スーダンの基本情報

面積 188万平方キロメートル(日本の約5倍)
人口 4,281万人(2019年/世界銀行)
首都 ハルツーム
人種・民族 主としてアラブ人、ヌビア人、ヌバ人、フール人、ベジャ人等(200以上が混在)
言語 アラビア語(公用語)、英語も通用、その他多数
宗教 イスラム教、キリスト教、伝統宗教
スーダン

※出典:外務省ホームページ

取り組む課題 Issues

「顧みられない熱帯病」(NTDs)のひとつに、スーダンにも患者がいる「マイセトーマ」があります。 細菌や真菌が原因となって筋肉や骨を冒していく感染症で、足や手などに炎症が生じ、重症の場合は四肢の切断が必要になります。同国ではマイセトーマに関する知識が十分でなかったり、医学的根拠のない処置をしたりして適切な治療が遅れる例が見られます。また、発症した患者が周囲から偏見を受けることもあります。
2020年以降、武力衝突により6万人を超えるエチオピア難民が流入しています。

※顧みられない熱帯病(neglected tropical diseases:NTDs):熱帯地域を中心に蔓延する感染症で、これまで主要な疾患とは考えられず、十分な対策がとられてこなかった疾患群。患者の大多数が貧困層で、採算の合わない治療薬などの研究開発は積極的に行われていない。

  • 8,000
    以上

    8,000人を超えるマイセトーマ感染者が報告 ※1

参照
※1 https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/mycetoma
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活動 Activity

顧みられない感染症
マイセトーマと闘う

マイセトーマに罹り、足を切断した男性。自分で作った義足で生活している

現地のマイセトーマ研究所や提携団体と協力して対策活動を行っています。発症しても早期に受診・治療すれば、四肢の切断に至らずに済むこともある病気ですが、重症化してから受診する人が少なくありません。この病気について住民に啓発を行う団体や機関もほとんどないのが実情です。AARは感染者が多い州を中心に、正しい知識や早期受診の重要性を広めるための啓発活動を進めるとともに、マイセトーマ研究所やハルツームにある大学病院から医療スタッフをボランティアで派遣して、患者の手術や治療を行っています。

エチオピア難民居住地の
水衛生環境を改善

難民居住地で暮らす女性から話を聞くAAR現地スタッフ

エチオピア北部ティグレ州で2020年11月に発生した政府軍と武装勢力の衝突によって、大量の避難民が発生し、そのうち6万人超が隣接するスーダン東部に流入しています。難民居住地は衛生環境が整っておらず、新型コロナウイルスの感染拡大も懸念されています。AARは現地協力団体と連携して、手洗い場の設置、衛生用品の配付、コロナ対策を含めた衛生啓発活動などを進めています。

これまでの主な活動

  • 2006年〜2019年

    地雷回避教育を実施

    多くの地雷や不発弾が残る地域で、住民が事故に遭わないように被害を防ぐための情報を提供。

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  • 2016年~2019年

    地雷被害者への支援

    地雷の被害に遭った人に義足を提供。また、障がいがあっても生計を立てていけるように、雑貨店など小規模ビジネスのための支援を実施。

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  • 2016年~2019年

    水・衛生環境改善事業

    20年にわたる東部紛争の影響などによって、復興・開発が著しく遅れたカッサラ州で井戸、水タンク、送水パイプ、給水所などの給水設備を整備。

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声・ストーリー Voice & Story

スーダンからの声

  • ゼイナブさん

    「家族の役に立てるようになって嬉しい」

    ゼイナブさん(31歳)

    マイセトーマが重症化し、右足の切断手術を受けました。手術後は外出が難しくなり、家の中で1日過ごすような毎日でした。けれど、義足を受け取って、今では水汲みや買い物に出かけられるようになりました。家族の役に立てるようになったことが何よりも嬉しいです。

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