モルドバ Moldova

©Yoshifumi Kawabata

モルドバはウクライナとルーマニアに挟まれた内陸国です。
1991年に旧ソ連から独立し、ヨーロッパの中では経済規模が比較的小さい国です。
ロシア軍によるウクライナ侵攻によって、多くのウクライナ難民が流入(通過)しました。

ページ内メニュー

モルドバの基本情報

面積 3万3,843平方キロメートル(九州よりやや小さい)
人口 259.7万人(2021年:モルドバ国家統計局。トランスニストリア地域の住民を除く)
首都 キシナウ
民族 モルドバ(ルーマニア系)人(75.1%)、ウクライナ人(6.6%)、ロシア人(4.1%)、ガガウス(トルコ系)人(4.6%)等(2014年:モルドバ国勢調査)
言語 ルーマニア語。ロシア語も一般に通用。
宗教 キリスト教(正教)など
モルドバ

※出典:外務省ホームページ

取り組む課題 Issues

ロシアによる軍事侵攻を逃れた約13万人以上のウクライナ難民が、経済的な理由などからモルドバに滞在しています。※1。男性のウクライナからの出国が原則禁止されているため、難民のほとんどは女性や子どもたちです。他のヨーロッパ諸国と比べて経済的に貧しく人口も少ないモルドバにとって、大規模な難民の流入は大きな負担となっています。

  • 120万人以上

    流入した難民の数は120万人以上 ※1

参照
※1 https://data.unhcr.org/en/situations/ukraine/location/10784
アイコン
Ocha Humanitarian iconsを使用・加工

活動 Activity

難民と地域住民に医療を提供

室内で2人の女性が向かい合って話している

避難民の個別相談に応じる協力団体のソーシャルワーカー

現地協力団体が運営するクリニックで診療サービスの提供や医薬品の処方を行い、ウクライナ難民と地域住民の健康状態の改善に取り組んでいます。また、教育や法律、心のケアなどの支援が必要な人々に、専門機関やサービスを照会しています。

これまでの主な活動

  • 2022年~2023年

    食料や日用品の配付

    家族が食事をとっている

    首都のキシナウ市内及び近郊にある数カ所の避難所で、温かい食事や食材を提供。また、洗濯機や冷蔵庫などの家電製品や家具、日用品なども配付しました。

    記事を読む

  • 2022年~2023年

    心理社会的サポート

    AARスタッフと子どもたちが話している

    戦禍から逃れてきた母親や子どもたちの心のケアを目的として、安心できる場所や遊び場を提供しました。

    記事を読む

  • 2023年~2024年

    コミュニティセンターを開設

    手芸作品を机に並べて微笑む女性たち

    難民と地元住民が交流するコミュニティセンターを開設し、心理的サポートや個別支援を提供しました。

    記事を読む

声・ストーリー Voice & Story

モルドバからの声

  • スザンヌさん©Yoshifumi Kawabata

    「子どもたちの笑顔を見ると笑顔になれます」

    スザンヌさん(35歳)

    ウクライナの自宅から5キロほど離れた軍事施設が攻撃され、子どもたちのためにモルドバへの避難を決心しました。AARの食料支援がなかったら、町で恵んでもらうか、危険をおかしてウクライナに戻るかしかありませんでした。本当に感謝しています。支援してもらった遊び場で遊ぶ子どもたちの笑顔を見ると、母親たちも笑顔になれます。

関連記事・解説コーナー Related articles

もくじ お探しのページはこちらから ページ
TOP