ザンビア Zambia

ザンビアはアフリカ南部の内陸国です。
1964年の英国領からの独立以来、安定と平和を保ってきました。
紛争が絶えない周辺のアンゴラ、モザンビーク、ルワンダなどから難民を受け入れ、
自国民と社会統合する路線が国際的にも注目されています。

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ザンビアの基本情報

面積 752.61千平方キロメートル(日本の約2倍)
人口 1,838万人(2020年、世界銀行)
首都 ルサカ/海抜1,272m
民族 73(トンガ系、ニャンジァ系、ベンバ系、ルンダ系)
言語 英語(公用語)、ベンバ語、ニャンジァ語、トンガ語
宗教 8割近くはキリスト教、その他(イスラム教、ヒンドゥー教、伝統宗教)
ザンビアの地図

※出典:外務省ホームページ

取り組む課題 Issues

アンゴラやルワンダから逃れて数十年にわたって難民として過ごし、母国での紛争が終結して難民資格が停止された後もザンビアに留まっている人々がいます。「元難民」として再定住地に移住することになった彼らは、基礎的インフラも整備されていない土地を開墾し、住居を建てて生活基盤をゼロから築いています。農業が生計の支えですが、自給自足が精一杯で貧しい暮らしを余儀なくされています。

活動 Activity

「元難民」の生計活動を支援

大人たちが鍬を持ち畑を耕している

栽培方法の研修を受ける住民たち

ザンビア政府は、国内最大の難民居住区のひとつである北西部州メヘバで、定住を決意した元アンゴラ難民に滞在許可と土地を与え、現地統合を促すプロジェクトを進めています。AARは2017年以降、元難民とザンビア人がともにコミュニティを創るための支援を実施。2019年からは住民グループに農機具や種苗を供与するとともに、住民同士で農業の知識を教え合い、農作物の共同輸送によってコストを抑える仕組み作りを支援しています。

これまでの主な活動

  • 1984年~2004

    メヘバ難民定住地支援

    木や鉄でできた機械を使い土を掘っている

    国内最大の難民居住地のひとつメヘバで、井戸掘削、クリニックや図書館の建設・運営を実施。

  • 2000年~2019年

    HIV/エイズ対策支援

    スタッフと住民たちの集合写真

    成人の8人に1人がHIV陽性者(当時)と言われていたザンビアで、感染予防の啓発活動、両親をエイズで亡くした子どもたちへの就学支援などを実施。

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  • 2016年~2019年

    母子保健サービス強化事業

    スタッフが女の子を抱いた母親から話を聞いている

    医療機関へのアクセスが困難な農村部で、クリニックの建設や、医療器材や事務機器の提供、保健ボランティアの育成を実施。

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