スーダン・ハルツーム事務所
大豆本 由紀
スーダン北部での「朝食」は?
2009年3月よりスーダン・ハルツーム事務所駐在。大学卒業後、民間企業、在ネパール日本大使館、外務省での勤務を経験後、イギリスの大学院に留学。その後、国際移住機関(IOM)アチェ事務所(インドネシア)にて紛争後の社会復帰プログラムに1年間従事し、難民を助ける会へ。(兵庫県出身)
記事掲載時のプロフィールです
難民を助ける会では、スーダン共和国にて地雷回避教育を行っています。今回は、スーダン北部の食事について、大豆本由紀が報告します。
ここスーダン北部での主食は何だと思いますか。日本と同じくお米?アフリカなのでとうもろこし?
答えは"パン"です。
ではおかずは何かというと、"フール"と呼ばれる豆料理です。水と少量の油で長時間茹でた粒の大きな豆に、大量のごま油、にんにく、カッテージチーズ、塩を加え、時にはトマトや玉ねぎ、ツナを入れたり、レモンを搾ったりして、毎日違う味に変化させます。
このフールをスーダンの人はパンと共に、「朝食」として食べます。といっても、1日2食の彼らが「朝食」を食べるのは私たちの昼食時間(11時~12時ごろ)。栄養価も高く、一食日本円にして100円程のスーダンの「朝食」、私はいつもスタッフと一緒に昼食として頂いています。