東京事務局
青木 真理子
国際協力の現場を目指す若者たちへ講演しました
2007年9月~2008年11月までアフガニスタン・カブール事務所駐在。その後、東京事務局勤務。大学卒業後、IT関連企業に4年間勤務。英国の大学院で紛争解決学を学んだ後、難民を助ける会へ。ハイチ大地震(2010)、パキスタン洪水(2010)で緊急支援を担当(千葉県出身)。
記事掲載時のプロフィールです
難民を助ける会のスタッフが、あなたの大学でお話しします!
今回は、東京事務局の青木真理子が、10月15日に横浜市立大学国際総合科学部ヨコハマ企業戦略コースの木村琢郎教授のゼミナールに伺い、「国際協力の現場をめざして - アフガニスタン、ハイチ、パキスタンでのNGO活動 -」と題して講演をしました。ご参加いただいたのは、ゼミナールに所属する大学2、3年生を中心に、ゼミナールにはまだ所属していない大学1年生、高校生、地域の市民社会団体で活動されている方など約30名でした。
現場ならではのやりがいや難しさも率直に語りました
講演では、国際協力の現状、NGOの行う国際協力の特徴、難民を助ける会の活動内容や、国際協力の分野で働くにはどのような経験が必要とされているかなどをお話ししました。またアフガニスタンでの駐在経験や、ハイチ地震やパキスタン洪水の緊急支援に携わった際の経験談を交え、現場でしか体験することのできないやりがいや難しさについてもお話ししました。
講演後の質疑応答では、「現地で汚職を目の当たりにした際にはどうしていましたか」、「女性が現場で働く際に苦労することは何ですが」など沢山の質問をいただき、学生の皆さんの国際協力に携わりたい、社会に貢献したいという熱い思いが伝わってきました。
講演に参加してくださった方々からの感想を、いくつかご紹介させていただきます。
- 実際にNGOで働いている方のお話を聞き、国際協力への夢を抱くままの状態ではわからなかったメリットやデメリット、これから必要となることをお聞きすることがで、自分自身の生活を見直すとともに、これからにつなげていきたいと思います。(大学1年生)
- 今回の話を参考にして、さらに自分で海外に出てみたいという意欲が芽生えた。(大学1年生)
- 青木さんの「日本人であり、国際人であること」とのメッセージが心に残りました。国際社会の舞台に立ったときに、日本という国のことがもっと見えてきて、日本人としての誇りが生まれるのかなぁと思いました。(大学2年生)
- 「難民を助ける会」は、以前は名前通り難民キャンプでの支援をしているのかと思っていたが、実は字面ではなく心理的な「難民」を助けているのだとわかった。コミュニケーションや忍耐などの力はないが、柔軟にこれから身につけていきたいと思う(大学3年生)
- 「国際協力」というものが、世界の現状について発信することも含まれるということで、これまであまり関わりが感じられなかった自分にも出来ることなのだということを強く思い、少し安心した。また、サニーちゃんを見たときに、かつて高校受験の勉強の合間に読んでいた絵本を思い出した。それが、かつて私が国際関係に興味を持ったきっかけになっていたので、とても懐かしかった。(大学3年生)
- 国際協力の現場で日々感じる希望と現実のギャップを率直に伝えていただき、本当に勉強になりました。そして常にカオスの状態の中で決断し行動していくたくましさに感動しました。今後も国際協力おの最前線でのご活躍を期待しています。(社会人)
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