スーダンの小学校の開校式典で地雷回避教育を行いました
6月3日、難民を助ける会はスーダン北部のカドグリ市内にある小学校の開校式典で、地雷回避教育を行いました。
このハジャール・エルナール女子校は日本政府と国際移住機関(IOM)の支援で建てられた学校で、式典には和田明範在スーダン日本国大使やジル・ヘルクIOMスーダン事務所長も出席されました。
歌をうたって地雷から身を守ろう!
地雷回避教育とは、地雷や不発弾が残る地域で暮らさざるを得ない人々が、地雷や不発弾の事故にあわないようにするための活動です。
授業が始まると、生徒たちのみならず、式典に参加していた保護者や先生方も集まって、難民を助ける会のスタッフの説明に熱心に聞き入っていました。また最後には、みんなで「地雷回避教育の歌」を大合唱し、式典を締めくくりました。この歌は子どもたちに、地雷や不発弾を見つけたときどうしたら良いかを歌いながら覚えてもらうためのもので、村々を巡回して教育活動に携わるスーダン人のスタッフが自分たちで作成しました。
新しい学校で学ぶ子どもたちが地雷に関する知識をしっかりと身に付けてくれればと思います。
【報告者】 記事掲載時のプロフィールです
ハルツーム事務所駐在 大豆本 由紀
2009年3月より駐在。大学卒業後、民間企業、在外公館、政府機関で勤務。イギリスへの留学を経て、インドネシアで紛争後の復興プログラムに従事した後、難民を助ける会へ。(兵庫県出身)