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難民を助ける会が2010年8月から制作を進めてきた女性向け地雷回避教育映画が、2011年1月末に完成しました。完成した映画は、アフガニスタン政府とアフガニスタン地雷対策調整センター（MACCA）から、全国の学校などで使用できる教材として正式に認可を受けました。この映画は、難民を助ける会はもちろん地雷回避教育を行う他のNGOも活用するほか、アフガニスタン国営テレビ局などで、全国放送される予定です。

映画は、母と娘が川へ洗濯に行った際に地雷を発見することから始まります。地雷・不発弾に関する正しい知識を伝え、女性が地雷回避教育を受けることの大切さを訴える内容です。アフガニスタンでの地雷被害者のうち、女性は1割に過ぎません。しかし、女性は家庭内で子どもたちにさまざまな知恵や伝統を伝える役割を担っていることから、難民を助ける会は、女性を対象にした地雷回避教育を強化するべきだと考えてきました。女性の外出や教育が制限されがちなアフガニスタンの文化に十分配慮しながら、制作した映画教材を活かして、さらに効果的な地雷回避教育の実施に向けて努力していきます。