スーダン:小学校のすぐ近くに残る地雷原 身を守るための教育を
地雷・不発弾から身を守る方法を伝えています
スーダンでは、20年以上続いた内戦が終結して8年が経った現在でも、地雷や不発弾が数多く残り、人々の生活を脅かしています。
AAR Japan[難民を助ける会]はスーダンの人々が地雷・不発弾による事故に遭わないよう、2007年から各地で講習会を開催してきました。2012年12月からは特に被害の多い東部のカッサラ州にて、講習会を実施しています。
3ヵ月で4,224名が講習会に参加しました
カッサラ州は、小学校からほんの数十メートルという場所に地雷原が残る地域もあります。小学校や集会所、市場などで講習会を開催し、地雷や不発弾がどういうものか、見つけた場合にはどうしたら良いのかを、AARのスーダン事務所スタッフが、紙芝居やポスターなどを使って説明しています。娯楽の少ない村では、特に子どもたちは紙芝居に興味津々。みんなで真剣に聞いています。
2013年2月末までに、4,224名の方々に受講してもらうことができました。より多くの方々が危険から身を守れるよう、これからも講習会を行っていきます。
【報告者】 記事掲載時のプロフィールです
スーダン・ハルツーム事務所駐在 難波 茂基
2011年2月よりスーダン駐在。メーカー勤務後、難民支援のボランティア活動に参加。人道支援に専念したいと、アメリカ留学を経てAARへ。趣味は読書とアラビア語学習。岡山県出身