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ベールの内側から届けたい、平和への想い―アフガニスタン女性スタッフによる報告会
現場に立つ女性スタッフの生の声を聞いてください
52分の1。何の数字だと思われますか?
AAR Japan[難民を助ける会]は、2002年より世界有数の地雷汚染国アフガニスタンで、地雷から身を守るための講習会を行っています。この数字は、その講習会に参加した成人女性の割合です。活動開始からこれまでに約52万人が参加しましたが、うち成人女性は約1万人のみです。
地雷対策の講習会に、なぜ成人女性の参加が少ないのでしょう。報告会の前半は、初来日する女性スタッフ2名が、男女隔離の習慣があるアフガニスタンの現場で女性が活動する難しさや、この活動にかける想いなどを語ります。
そして後半は、アフガニスタン社会の平和と安定のため、NGOとして、個人として何ができるのか、参加者の皆さまと意見交換しながら、ともに考えたいと思います。たくさんの皆さまのご参加を心よりお待ちしています。
AAR報告会「ベールの内側から届けたい、平和への想い」-地雷対策を行うスタッフだから語れる、アフガニスタン女性の本当のこと-
日程 |
2013年11月27日(水) |
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時間 |
午後6時30分~8時30分(開場午後6時) |
会場 |
明治学院大学(白金キャンパス)本館4階1405教室(東京都港区白金台1-2-37)
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参加費 |
一般1,000円 学生、AARマンスリーサポーター、AAR会員500円 (参加費は資料代およびAARの支援活動のために活用させていただきます。) |
定員 |
100名(先着順、事前にお申し込みください) |
スケジュール(予定) |
18:30- AARアフガニスタン女性スタッフによる地雷対策活動報告 19:30- トークセッション「アフガニスタンの平和と安定のために何ができるか」 ファシリテーター AAR理事長/立教大学社会学部教授 長(おさ)有紀枝 |
言語 |
日本語(ダリ語からの逐次通訳) |
主催 | AAR Japan[難民を助ける会] |
後援 | 明治学院大学国際平和研究所 |
AARアフガニスタン・カブール事務所の女性スタッフがお話しします
スフフ・ルーカ(仮名)
アフガニスタンで30年の教師経験を持つ。「活き活きとした表情で講習会に参加する女性たちを見ると、この活動がとても有意義であると感じます。アフガニスタンでは、ほとんどの県で地雷や不発弾が見つかります。できるだけ多くの人々に地雷や不発弾についての知識を身につけてもらいたいです」。4児の母親。48歳。
ムスファタ・リーラ(仮名)
子どものころに紛争を逃れて隣国パキスタンに渡り、18年間避難生活を送る。2003年アフガニスタンに戻り、中断していた初等教育を終え、2009年に同国の教員育成大学を卒業。「地雷対策活動は、暗闇にいる人々を照らす明かりです。この灯を絶対に消したくありません」。カブール市内で母親と9人の兄弟と暮らす。31歳。
※アフガニスタン国内の情況に鑑み、本人と関係者に不利益の生じないよう、二人の顔写真は掲載を控えています。ご理解ください。
長 有紀枝(おさ ゆきえ)
AARの活動を通じて紛争下の緊急人道支援や、地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)の地雷廃絶活動に携わる。「当日は、ここでしか聞けないアフガニスタン女性の声を、皆さまにお届けできれば幸いです」。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授。立教大学社会学部教授。