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3月1日(土)震災から3年の被災地を考える
障がい者、そして福島がたどる復興の道のり
「今だからようやく、前を向けるようになりました」「いつになったら元の生活に戻れるのだろう」。
3年という年月が解決したこと、3年の重みが押しつぶそうとしていること。被災地では時とともに状況が複雑さを増しています。東日本大震災から3年を迎える被災地の現状を、「障がい者」「原発事故の影響下にある方々」という、特に困難な状況にある方々に焦点をあてて報告します。
被災した障がい当事者の方、そして福島で被災した方々にずっと寄り添ってきたスタッフの生の声を、どうぞ聞いてください。
プログラム(予定)
1.被災地の概況と内外の支援活動の変遷
加藤 亜季子(AAR東北事務所長)
2.障がいのある私たちが立ち向かってきたこと
――福祉事業所のチャレンジ
竹下 敦子 氏(ハックの家 施設長)
障子上 喜一 氏(ハックの家 利用者)
3.福島は復興に向かっているのか?
――避難者に3年間寄り添い続けて見えたこと
横山 恵久子(AAR相馬事務所職員)
AARの東北での活動についてはこちらをご覧ください。
震災から3年の被災地を考える ―障がい者、そして福島がたどる復興の道のり―
日程 |
2014年3月1日(土) |
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時間 |
午後1時~3時(開場午後0時30分) |
会場 |
立教大学池袋キャンパス 8号館1階 8101教室 |
参加費 | 無料 |
定員 |
500名(先着順、要事前申し込み) |
言語 |
日本語。手話通訳がつきます |
主催 |
AAR Japan[難民を助ける会]、立教大学 |
報告者
ハックの家 施設長 竹下 敦子 氏(たけした あつこ)
ハックの家 利用者 障子上 喜一 氏(しょうじがみ きいち)
特定非営利活動法人 ハックの家は、岩手県田野畑村にある、障害福祉サービス事業所。障がいを持つ人たちに障壁のない場を提供したいと、平成8年4月に開所した。東北伝統のリサイクル織物で作った「花咲き織り」という商品や、陶芸作品の製作、水産加工作業の受託、パン工房整備による食パンの製造販売などに取り組んでいる。震災時には津波で工場が流失、損壊したり、販売先も被災するなど、大きな困難に襲われた。しかし、震災前よりもよりよい事業を行っていこうと、新たな商品の開発など様々な取り組みを行っている。障子上さんはハックの家の利用者で、現在はパンの製造を担当。
AAR 東北事務所長 加藤 亜季子(かとう あきこ)
震災後は主に岩手県、宮城県での緊急・復興支援に携わり、2013年4月より東北事務所長として事業を統括している。2010年4月にAARに入職し、これまで東京事務局でハイチ事業やザンビア事業を担当。
AAR 相馬事務所スタッフ 横山 恵久子 (よこやま えくこ、相馬市在住)
日本大震災時は、相馬市で自ら被災しながらも、個人で被災者支援を実施。その後AARのスタッフとして、相馬市内の全仮設住宅を戸別訪問しながら、被災されたひとりひとりに寄り添った支援活動を行う。