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悪魔の兵器の脅威は終わっていない―2016年冬募金のお願い
ぼくの名はハーシム、34歳。シリアではレストランを経営していた。でも町にISがやってきて、5,000人が殺された。ぼくらは武器をとり、戦った。でもやがて、逃げるしかなくなった。捕まったら、確実に殺される。ISが地雷を敷設していることは知っていた。が、ほかに道はない。視界のきかない深夜、逃げようとして、地雷を踏んでしまった。意識はあったんだ。スカーフを外して、足に巻いたけれど、出血は止まらない。右足の踵が吹き飛んでいただけで、骨や足のつま先部分も残っていたけれど、処置が間に合わなくて、結局、ひざから下を切断することになってしまった。今、一番必要なのはもっとよい義足。今は何もできずただ座っているだけだけど、働けるようになって、小さくてもいいからレストランを開きたい。ぼくのお客さんだった人たちにも伝えれば、きっと食べに来てくれるはずさ。
「子どもたちにだけは心配させたくない」と明るくふるまうハーシムさん。
地雷・不発弾の被害に遭いながら前を向こうとするシリア難民を、
どうか一緒に支えてください。
シリア難民からのメッセージ
獣医を目指していた。でも「戦うしかない」と決めた。ぼくはアブドゥルカリーム、22歳。シリアでは、獣医を目指して大学で勉強していた。革命が始まり、人々の平和的なデモを政府は武力で鎮圧しはじめた。それでもみな武器をとることはなかった。だけど、次第にそうはいかなくなって戦い始めた。父は一人息子のぼくを兵士にはしたくなかった。でも政府軍の空爆が激しさを増して、ぼくは「どうせ死んでしまうなら戦うしかない」と決めた。20歳のときだった。 戦闘中、その辺に地雷があることは知っていたから、気を付けながら走っていたんだけど、友人と話した瞬間気がそれて、地雷を踏んでしまった。仲間に運ばれているとき「きっと足を失うんだろうな」と思っていた。そのとおりになった。右目の視力が回復しなくて、義眼を入れてもらった。左目も視力が落ちている。将来は学校に戻って勉強したいけれど、目が見えないので無理かな。義足を手にいれて、手術をして視力を取り戻して、家族と一緒に暮らしたい。 |
「これが運命なんだ」って受け入れようとしている。シャーディ、15歳。シリアにいたころは、数学が好きで、よく勉強してた。水泳とバイクも好きだったな。でも去年の暮れ、父さんが働く、たくさんの人で賑わう市場を歩いていたら、100メートルくらい先で何かが爆発した。街は以前、政府軍に空爆されていたから、不発弾だったのかもしれない。炸裂した破片が、ぼくの右のこめかみから左のこめかみへ貫通した。父さんがいうには「完全に顔面が崩壊した」ようだったらしい。 右目の視力を失い、左目も明かりを感じる程度。どこの病院に行っても「治療は無理だ」と言われてしまった。トルコにきてから学校には行っていない。できることならヨーロッパに行って手術を受けて視力を取り戻したいけれど、「これが自分の運命なんだ」って受け入れる努力もしてる。家族に付き添ってもらって公園に行ったり、見えなくてもわかるから、テレビでやっているシリアのコメディを聞いたり。今はそれが楽しみかな。 |
AARの支援活動
地雷・不発弾の被害に遭わないためにシリアでは多くの人たちが、地雷や、着弾時に爆発しなかった不発弾の危険に晒されています。子どもたちが爆発物だと知らずに触れて死亡する事故や、「地雷は一定の時間が過ぎれば爆発しない」などの誤解のために起きる事故も後を絶ちません。しかし戦闘が続くなか、地雷・不発弾を除去することは不可能です。AARは住民が被害に遭ってしまう前に、地雷・不発弾がどんな形をしているのか、見つけたらどうしたらいいのかなど身を守る術を教えています。 |
歩くため、生きるために必要なものをシリアからトルコに逃れてきた、地雷・不発弾の被害者、戦闘に巻き込まれてけがをした人、あるいは生まれつき体の不自由な人たちは、お金に余裕がなかったり、言葉の壁があったりして、医療サービスになかなかアクセスできません。AARはそんなシリア難民に、車いすなどの歩行補助具を提供し、リハビリを行っています。「またこんなふうに歩けるようになるなんて思わなかった」。支援した方からはそんな声も聞かれます。 |
壁を乗り越える手助けを、もっと。
難民としての生活はただでさえ困難ですが、障がいがあると、仕事を見つけるのにも、日常生活を送るのにも、さらに大きな壁が立ちはだかります。これまで、試練に直面している多くの人を目の当たりにしてきました。それでも私たちの支援で、着実にからだの状態が改善し、さまざまなことに前向きに取り組むようになった姿を見ると、本当に嬉しく思います。障がいのある難民を支援する団体は限られていますが、より多くの支援で、より多くの笑顔を生み出せるよう、活動を続けていきます。 トルコ駐在員 柳澤カールウーロフ朋也 |
AARの支援活動は、皆さまからのご寄付で支えられています。
AARはシリアだけでなく、アフガニスタンやスーダンでも、人々が地雷や不発弾の被害に遭わないよう活動しています。またウガンダでも、被害者が生きる希望を見出せるよう、自立支援活動を行っています。AARの世界各地での支援活動は、皆さまのご寄付で行うことができます。年末募金に、どうかご協力をお願いいたします。
「月々3,000円(1日100円)」のご寄付を一年間続けるとできること
皆さまのご寄付で、災害や紛争などに見舞われた方々へ、迅速に支援を届けることができます。
トルコ
地雷などの被害に遭ったり、戦闘に巻き込まれたり、あるいは生まれつき体の不自由なシリア難民の子ども2人が車いすを手にすることができます。
シリア
地雷や不発弾の恐怖にさらされている住民27人が被害に遭わない術を身に着けることができます。
マンスリーサポーターは、毎月定額のご寄付を継続的にお寄せいただく支援の方法です。継続的に活動を支えていただくことで、私たちは紛争・災害などの緊急時に、迅速に命をつなぐ支援を届けることができます。また、地雷対策や障がい者支援など、息の長い活動に取り組むことも可能です。「何かしたい」というあなたの想いを、必要としている方たちのもとへ、確実にお届けします。 クレジットカードから留意事項をご確認のうえ、以下のボタンからお手続きください。受付後、こちらから確認のメールまたはお手紙をお送りします。(お申し込み情報は、ベリサイン社の暗号化技術SSLを利用して送信されます。)
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ゆうちょ銀行・その他銀行の口座から留意事項をご確認のうえ、以下の申し込み用紙を印刷し、ご記入・捺印してAARまでご郵送ください。 印刷できない方は、以下から申し込み用紙をご請求ください。郵送いたします。 マンスリーサポーターの仕組みクレジットカードまたはゆうちょ銀行・その他銀行の口座から、ご指定いただいた金額を毎月自動で引き落としいたします。振り込み手数料のご負担はありません。金額やカードの変更、支援を止めたい場合は、お電話またはお問い合わせフォームでいつでもご連絡ください。決済業務は、決済代行会社SMBCファイナンスサービスを通じて行っています。 ※以下の場合は、お引き落としを停止させていただきます。 ・お引き落としができない状態が6ヵ月続いた場合。 マンスリーサポーターになるとご寄付がどのように使われているか、年次報告書や毎月の会報でご報告いたします。 |
思い立ったときにお好きな金額でご寄付いただけます。「何かしたい」というあなたの想いを、必要としている方たちのもとへ、確実にお届けします。 クレジットカードで以下のボタンからお手続きください。決済業務は、決済代行会社SMBCファイナンスサービスを通じて行っています。(お申し込み情報は、ベリサイン社の暗号化技術SSLを利用して送信されます。) 郵便振込で以下の口座番号と加入者宛にお振り込みください。
ご希望の方には、口座番号と加入者名を印刷した振込用紙をお送りします。 ※振込手数料はご本人さまのご負担になります。 銀行振込で以下の口座番号と加入者宛にお振り込みください。
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