下記のイベントは終了/申込受付終了いたしました。
それぞれに必要な支援を― 2017年度冬募金のお願い
空爆で足を失い、心を閉ざした少年。
障がいのある妹を、工場で働いて支える兄。
妻も仕事も内戦下で失い、ゴミ拾いで生計を立てる元公務員...
トルコで暮らすシリア難民はそれぞれの事情を抱えています。
AAR Japan[難民を助ける会]はそんな一人ひとりが笑顔を取り戻せるよう、活動しています。
ダマスカス出身のランド・ハージュさん(38歳)一家。
シリアでは、お父さんは会計士として働き、数件の不動産と車を持つ裕福な暮らしをしていました。
しかし内戦が始まり、生活は一変。一家の住む地域は包囲され、食糧も満足に手に入らなくなりました。お父さんは逮捕されて拷問され、その後釈放されたものの、帰ってきたときには顎に大けがを。
「もうここでは暮らしていられない」と2年前、5人の子どもたちを連れてシリアを離れ、レバノン経由でトルコに逃れてきました。なんとか住むところは確保できましたが、一時保護制度①に申請できず、行政サービスを受けることも、仕事を見つけることもできません。
食料を買うための借金は500リラ(約15,000円)に膨らみ、周囲からは15歳の息子を働かせるよう説得されました。一家を見かねた食料品店の店主から連絡を受けたAARのボランティアが一家を訪問したのは、そんなときでした。
ランド・ハージュさんは振り返ります。
「話だけ聞いて何もしないほかのNGOと同じだろうと思っていたけれど、全然違いました」。
今、お父さんはドアマンとして働いています。
「AARの支援を受けたおかげで、15歳の息子も勉強を続けることができました」。
※シリアの政治状況に鑑み、登場する方に不利益の生じないよう、仮名を使用しています。
- AARからの支援① 法的支援
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一家の大黒柱であるお父さんが働くことができるよう、一時保護制度①への登録手続きを支援しました。
- AARからの支援② 食料支援
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お父さんの就職先が見つかるまで、小麦粉や豆など3週間分の食料を提供しました。
- AARからの支援③ 教育支援
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子どもたちが勉強を続けられるよう、シリア人を受け入れる教育施設を紹介しました。
①難民一時保護制度
2014年にトルコ政府が導入した制度。制度に登録すれば、シリア難民もトルコで医療や教育などの公共サービスを無料で受けることができるが、2016年末までは第三国を経由してトルコに入国すると登録することができなかった。その後改訂されたが、情報を得られずに登録できないでいる難民がいる。
message from Raghad Adli
東京事務局員
ラガド・アドリーからのメッセージ
今年5月、AAR Japan[難民を助ける会]東京事務局で働き始めたラガド・アドリー。ダマスカス大学で日本語を学び、2011年千葉大学に留学していたとき、シリアで内戦が始まりました。母国に戻り、ダマスカス大学で日本語を教えながら、赤新月社で救急ボランティアにあたっていたラガド。今はシリア難民支援を東京からサポートする傍ら、「シリアのことを忘れないでほしい」と奔走しています。
こんにちは、ラガド・アドリーと申します。
AARはシリアから逃れてトルコで難民生活している人の支援をしています。
自分もシリア人ですので、思いや気持ちを込めて毎日職場に行っています。
シリアで日本語を専攻して、千葉大学にも一年留学していました。
シリアに戻ったら紛争が始まっていましたので、シリアの赤新月社でボランティア活動を始めました。
2011年までシリア人ということばには「難民」が付いていなくて、
普通の国民だと捉えられていましたが、2011年になって多くのシリア人が海外の国へ逃れてから、「シリア人」の代わりに「シリア難民」ということばが使われるようになったのは、とても悲しいです。
2011年までの人口は約2300万人でしたが、2017年は約1600万人となっていて想像できないほど大変な状況です。危機が始まってから、世界のどこでも注目を集めて毎日ニュースに出ていましたが、
今はもう当たり前のようなニュースになってしまい、しょうがないというふうに思われるようになってしまいました。でも、まだシリアの中では人が家を失ったり、家族を失い続けています。マスコミがそれを毎朝のニュースに出さなくても落ち着いてきたというわけでもありません。
シリア国内そしてトルコなどに逃れている人々の生活は色々な意味で大変です。
私たちはできるかぎりトルコに生活しているシリア人の笑顔を取り戻すように支援していますが、
皆さんが支えてくれなければそれは続けられないのです。シリア人は「難民」だけではなく、それぞれにストーリーがあります。
そのストーリーをハッピーにさせるには皆さんの心が必要です。どうぞよろしくお願いします。
ラガド・アドリー
AARの支援活動は、皆様からのご寄付に支えられています。
「月々3,000円(1日100円)」のご寄付を一年間続けるとできること
皆さまのご寄付で、災害や紛争などに見舞われた方々へ、迅速に支援を届けることができます。
ウガンダ
難民の子どもたち15人が小学校で勉強するための机といすを購入することができます
トルコ
困窮するシリア難民の3家族(5人世帯)に約40日分の食料を提供することができます
継続して寄付する
マンスリーサポーターは、毎月定額のご寄付を継続的にお寄せいただく支援の方法です。継続的に活動を支えていただくことで、私たちは紛争・災害などの緊急時に、迅速に命をつなぐ支援を届けることができます。また、地雷対策や障がい者支援など、息の長い活動に取り組むことも可能です。「何かしたい」というあなたの想いを、必要としている方たちのもとへ、確実にお届けします。 クレジットカードから留意事項をご確認のうえ、以下のボタンからお手続きください。受付後、こちらから確認のメールまたはお手紙をお送りします。(お申し込み情報は、ベリサイン社の暗号化技術SSLを利用して送信されます。)
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