地雷情報室1 地雷って何?

地雷ってどんなモノ?

地雷とは「地中や地表に設置され、人や車が通ったり、近づいたり、触れたりすることによって爆発するように設計された弾薬類」です。その歴史は古く、木製の地雷は第二次世界大戦前から作られていました。
地雷は「対人地雷」と「対戦車地雷」の大きく2つに分けることができます。

対人地雷

対人地雷

対人地雷

人の接近または接触によって爆発するように設計されています。埋設や持ち運びが簡単にできるくらい小さいものが一般的で、お茶碗くらいのものもあります。中に入っている火薬は50~250g程度で、通常5kg~10kgの圧力で作動します。

対戦車地雷

対人地雷と対戦車地雷

対戦車地雷(TM-62M)。右側が対人地雷

一般に5kg以上の火薬が使われていて、100kg以上の圧力がかかると爆発します。20~30センチくらいのものから、大きなものではマンホールのふたくらいのものもあります。

地雷はどこに、どれだけ埋まっているの?

2015年には、世界61の国と地域で地雷や不発弾による死傷者が出ています。
アフガニスタン、シリア、イエメン、ウクライナ、リビアなどで特に被害者数が多く、現在も深刻な問題になっています。

なぜ地雷が大量に埋められているの?

地雷は、戦争や内戦の時に「自分の陣地を守るため」や「敵の恐怖心をあおり、その土地から追い出すため」に武器として使われました。
それではなぜ、地雷がこんなにたくさん埋まっているのでしょうか?それはまず地雷が非常に安く作ることができるからです。地雷はたった300~500円もあれば作ることができます。また、地雷の構造はとても単純で、火薬やプラスチックなど、安くて簡単に手に入る材料で作ることができるからなのです。

地雷の特徴

地雷で片足を失った女性たち

核兵器やミサイルなどさまざまな兵器がありますが、なぜ、地雷が「悪魔の兵器」と呼ばれ、大きな問題になっているのでしょうか?

無差別性

戦争が終わった後も、地雷はどこに埋まっているのか分からないので、戦争に関係のない子どもや一般市民、家畜も被害にあってしまいます。

半永久性

一度埋められた地雷は誰かが踏むか、もしくは、取り除かない限りなくなることはありません。半永久的に、被害を生み出す可能性を持っているのです。最近でも、第二次世界大戦中に埋められた地雷で被害にあう人がいます。

非人道性

兵士が1名死亡した場合は、戦力の減少も1名分ですが、怪我を負わせた場合は、戦力の減少は1名分以上となります

対人地雷が使われる目的は「人を殺す」ことではなく、「人を傷つける」ことです。一人の兵士が地雷で怪我をすれば、その人を助けるために、ほかの兵士が必要となります。「殺す」場合よりも、敵の戦力を奪うことができます。
また、地雷で体の一部を失った姿は、見る人に強い精神的なダメージを与え、戦う意欲を失わせます。

地雷を禁止する取り組み

対人地雷は、1999年にスタート(発効)した「対人地雷禁止条約(オタワ条約)」により、作ること・持つこと・使うこと・輸出入することが禁止されています。2010年9月現在、日本を含め156ヵ国が参加しており、地雷被害者の数も減少してきています。
この条約の成立には、AAR Japan[難民を助ける会]も参加した地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)が大きな役割を果たしました。ICBLは1997年にノーベル平和賞を受賞しています。

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