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支援事業部 田丸 敬一朗「障がい者だからこそできる仕事がある」

2024年3月13日

    田丸の写真

    田丸 敬一朗 AAR東京事務局にて

    AARに入るまでの歩みは?

    福岡県直方市で生まれ、小学校入学時には「全盲児が普通小学校に進学するのは九州初」とニュースになりました。でも本人としては、保育園の友だちと一緒に通う先が小学校になるだけで、その意義は全く分からず(笑)。自転車に乗るのが好きな普通の子でしたね。

    大学卒業後カナダに6年間留学し、移民や難民を支援するソーシャルワークを学びました。帰国後は障がい当事者による国際NGO「障害者インターナショナル(DPI)」の日本支部や民間企業に勤め、2022年末にAARに入職。現在は障がい者支援や日本に滞在する難民・避難民の方の相談対応、国際理解教育事業などの担当です。

    AARに入って感じたこと

    海外でこれほど広範かつ長期的に障がい者支援を続けていることに大変驚きました。僕はDPIで国際関係も担当していたのに、ほとんど知らなかった。日本の障がい者の多くも知らないと思います。こうした活動を多くの人に知ってもらう企画をやっていきたいですね。

    ― 意欲的ですね。他にも挑戦したいことは。

    海外の事業地にも行ってみたいし、受益者や現地職員に会ってみたい。ファンドレイジングも勉強中です。視覚障がい者は、例えばコピー取りなどの軽作業は苦手ですが、翻訳とか国際理解教育とか、個人の能力に合った仕事をする分には問題はありません。インクルーシブな社会を作っていくためには、障がい者だからこそできる仕事もあります。

    視覚障がい者団体の関係者とコミュニケーションをとる田丸の写真

    世界盲人連合本会議にて視覚障がい者団体の関係者と

    ―先頃参加した「世界盲人連合」の会議はどうでしたか。

    例えば東ティモールは独立後、障がい者の教育に注力しようにも、そもそも本がないとか、地域ごとに歴史と事情、課題があって興味深かったです。

    ― 2023年はどんな年でしたか。

    阪神タイガースの優勝で、最高に幸せな1年でした。デパ地下でちょっと豪華なお総菜を買って、やはり阪神ファンの妻と祝杯をあげました。僕の趣味は阪神と読書と落語なんですが、38年ぶりの阪神日本一は格別の喜びでした。

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