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支援者紹介

徳島新聞がAARカンボジア事業を現地取材

2024年7月10日

AAR Japan[難民を助ける会]の法人サポーターである徳島新聞社(池上治徳社長)は7月上旬、カンボジアに記者を派遣し、AARが支援する地雷被害者の車いす工房、障がい児就学支援の学校現場などを取材しました。

取材する島袋記者とメモを取るAAR大室

AARが支援する車いす工房で地雷被害者のスタッフにインタビューする 島袋健太郎記者(左奥)=カンボジアの首都プンペンで2024年7月2日

現地取材に派遣されたのは同社編集局の島袋健太郎記者。7月2日に首都プノンペンに到着し、AARプノンペン事務所代表の大室和也の案内で早速取材を開始。AARが1994年に設立し、現在は独立して運営されている車いす工房「Wheelchair for Development(WCD)」を訪ねて、自身も地雷で片脚を失った職人2人にインタビューしました。

3日はプノンペン北東郊外のカンダール州で、障がいの有無に関わらず子どもたちが一緒に学ぶAARの「インクルーシブ教育」支援の現場を訪問。同国では障がいに対する偏見や理解不足のために、障がい児の就学や卒業が困難な中、AARのサポートで小学校に通う障がい児と家族、教員、行政関係者に詳しく話を聞きました。

特別支援学級の子ども3人

AARと連携する小学校の支援学級で学ぶ子どもたち=カンボジア南部カンダール州で7月3日

その後はタイ国境近くで今も続く地雷除去事業、200万人が犠牲になったと言われるポル・ポト政権時代の歴史を伝えるトゥール・スレン虐殺博物館、サッカーJリーグの徳島ヴォルティスによる若手有望選手の来日研修選考会などを精力的に取材しました。

島袋記者は「1970~90年代の内戦時代を乗り越え、目覚ましい経済発展を続けるカンボジアの今を体感した。一方で、そうした流れから取り残されかねない障がいのある人々を、AARのような日本のNGOが地道に支援していることに感銘を受けた」と話しました。

地雷除去の現場で防護服とヘルメットを着用して取材する島袋記者

タイ国境近くの地雷除去事業の現場を取材する島袋記者(右)=カンボジア西部バンテアイミエンチェイ州で7月5日

徳島新聞ではカンボジア報告の連載が近く予定されています。

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