AAR法人サポーターの皆さまとの交流会を開催しました
2023年3月23日
AAR Japan[難民を助ける会]をご支援くださる法人サポーターの皆さまとの交流会を3月17日、オンラインで開催しました。この交流会は企業の皆さまに日ごろの感謝をお伝えし活動をご報告するとともに、企業とAARの有意義な協働の在り方を模索し、ご参加者同士の情報交換や交流の機会にしていただくために企画しました。
当日は、まずAAR理事長の堀江より、継続したご支援への感謝をお伝えした後、AAR職員よりトルコ地震とウクライナ危機による緊急支援、世界のNGOなどと連携して行うキラーロボットキャンペーンを通じた提言活動について、動画も交えてご報告しました。その後、各参加企業の皆さまから、自社事業のご紹介と社会貢献の取り組みと課題、またAARの活動へのご質問やご要望などについてお話しいただきました。
CSRの取り組みいろいろ
自社のCSRの取り組みとして、災害時の寄付や物品提供を通じた協力のほか、リサイクルを通じて社会に貢献しているというお話や、AARの活動を社内外に広めるため、ポスター掲示やパンフレット・募金箱の設置、昼食代の一部の寄付、会議でのAAR会報の共有など、常に世界の課題について社員に考えてもらうきっかけを作っているというお話がありました。また、社員の給与の一部を積み立て、AARを含めさまざまな団体へ寄付したり、社員のボランティア活動を奨励する取り組みや、地域の学校や地元のバレーボールリーグと連携しながら社会貢献活動を行うといった事例も紹介されました。
活発な意見交換とAARへのご要望
自社が抱える悩みとして、「業務時間が限られる中、いかに社員に社会貢献活動に関心を持ってもらい、参加してもらえるか」といったご質問がありました。コロナ禍もあり社員がボランティア活動をする機会がめっきり減ってしまった状況をどう改善するかという課題に対し、AARからは、当会でも少しずつボランティアの受け入れを再開しているのでぜひ活用してほしいこと、また昼休みにオンラインで社員の皆さま向けに講演することも可能とのご提案をしました。
「会社の上層部や上司にどうやって社会貢献活動の重要性、業務の一環としての活動参加の意義を伝えられるか」という悩みに対しては、同じ状況のご担当者もいらしたほか、上司の立場として「率先して社会貢献活動を行い、部下のボランティア活動も奨励している」というご意見もありました。一方で、「働き方改革」が進む中、社員に残業もさせられず、さらにボランティア活動を望むのは難しいといった上司の立場からのお悩みもありました。
AARへの要望としては、ミャンマーの障がい児を支援する制度に長年関わっているが、毎月の寄付額をもっと上げたほうがよいのでは、東京だけでなく関西でもイベントをやってほしいというご意見がありました。関西では、今年5月の連休明けに阪神・淡路大震災の際にご縁があった神戸に連絡事務所を設け、今後は積極的に企業訪問やイベント開催、講演などを行っていきたいことをお伝えしました。
オンラインでの交流会は初の試みで、参加者の皆さまは初対面同士でしたが、最後まで和やかに会話が弾みました。
AARからの報告に対しては、「メディアで聞いていたこととは全然違う、現地の人々の生の様子がわかった」「国際的な提言活動について全然知らなかったので勉強になった」などのご感想をいただきました。また、終了後のアンケートでは、「日頃、具体的に何をどうしたらよいか迷っていたのでとても参考になった」「いろいろな企業の奉仕活動についての考え方などを聞けて、大変有意義だった」などのご意見をいただきました。
ご参加いただいた企業の皆さまは以下の通りです。心より御礼申し上げます。
- 株式会社エヌエスアール
- MS&ADインシュランスグループホールディングス株式会社
- KOA株式会社
- 株式会社高野
- 株式会社ダイバーシティ
(50音順)
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