若い世代と平和について考える講演会「未来を担う若者たちと描く世界平和の道標」(東京クロスシティロータリークラブ主催)が4月16日、国際基督教大学(ICU:東京都三鷹市)で開かれ、茶道裏千家の千玄室大宗匠とともに、AAR Japan[難民を助ける会]東京事務局の中坪央暁が講演しました。また、同ロータリークラブからAARの人道支援活動にご寄付をいただきました。関係者の皆さまに心より御礼申し上げます。
講演会にはロータリー関係者や高校・大学生、「公益財団法人ロータリー米山記念奨学会」の奨学金で学ぶ外国人留学生など200人余りが参加。冒頭の講和では、千玄室大宗匠が太平洋戦争中に特攻隊員だった経験を踏まえ、「戦後78年間、戦死した戦友たちを思い続けてきた。口先だけで平和、平和と言っていても平和は来ない。本当に平和を創るためには、自分がそこに飛び込んでいかなければならない」と語りかけました。
中坪は「難民問題のリアル」と題して、ウクライナ人道危機やロヒンギャ難民問題の現状、AARの人道支援活動について動画・写真を使って報告。高校生や留学生らを交えたパネルディスカッションでは、「戦争が起きない世界を創るために、私たちひとり一人に何ができるのか」をテーマに活発な意見交換が行われました。