きっと、できることがある
~世界の100人に1人は難民です

2022年、世界の難民・国内避難民の数が初めて1億人を超えました(出典:UNHCR)。
世界人口の1%以上の方々が、紛争や迫害で家を追われ、難民・国内避難民として生活しています。ウクライナでの未曽有の人道危機によって、その数は増え続けています。

ニュースで目にする映像は、私たち日本人にとっても他人事ではありません。世界に目を向けると、タリバンが実権を掌握するアフガニスタンでは政情不安が続き、シリアでは紛争発生から11年が経っても解決の糸口は見えず、ミャンマーの武力弾圧を逃れたロヒンギャ難民の多くは5年を経てもキャンプで暮らしています。これらの問題は解決しないまま、そして難民の苦しみも残されたままです。

アジアやアフリカの支援現場で私たちが出会った多くの難民は「世界から忘れられるのが怖い」「どうか、忘れずにいてほしい」と口にします。
まず関心を持つこと、何が起きているかを知ること、そして、今できることから一歩を踏み出すこと。それが世界を変える力につながっていく。世界中の難民が私たちの関心や支援を待っています。

6月20日「世界難民の日」をきっかけに、難民問題の現状、難民の人々はどんなことを思い願っているのか耳を傾け、一歩を踏み出してみませんか?


1. 知る・広げる

【オンラインイベント(無料)に参加する】

  • 6/17(金)ウクライナとアフガニスタン 現場から探る緊急人道支援の今


ウクライナ緊急支援事業を担当するAAR藤原早織が登壇し、避難している方々の声や必要とされる支援をお伝えしました。また、認定NPO 法⼈REALs 理事⻑の瀬谷ルミ子さんも登壇され、アフガニスタンでの支援活動についてお話ししました。(主催:ピープルポート株式会社)
こちらからご視聴いただけます

  • 6/25(土)ウクライナ緊急支援報告会~人道危機発生から4カ月
ウクライナ難民の子どもと遊ぶAAR職員藤原の画像

撮影:小峯弘四郎

緊急人道支援に長年携わるAAR会長(立教大学教授)の長有紀枝が登壇し、現地入りしたAAR職員が最新情勢とAARの活動を報告します。歴史的な人道危機が進行する今、私たちに何ができるのかを考える貴重な機会です。
※こちらのイベントは終了しました。

  • 8/20(土)ロヒンギャ難民を忘れない~危機発生5年:トークセッションに堀潤さん登壇
    子どもたちが並んでいる

ウクライナ危機に国際社会の関心が集中する一方で、ロヒンギャ難民は半ば忘れられつつあります。AARと上智大学アジア文化研究所は、ジャーナリスト堀潤さんをファシリテーターに招き、オンライン形式のトークセッション(参加無料)を開催します。
詳細はこちら


【SNSでシェアする】

「#難民を忘れない」 ををつけてSNSで投稿して、周りの人に広めてください。動画を見た感想や、難民問題に関する記事を読んで思ったことなど、お待ちしています。

  • 動画 「2022年世界難民の日」

「難民なんてただの呼び名だよ」と話すのは南スーダン難民の男性。AARは難民の方が夢を持ち、一歩踏み出すことを応援しています。

  • 動画 「2022年世界難民の日」

    昨年8月にタリバンが実権を掌握して以降、政情不安が続くアフガニスタン。支援物資を受け取った男性から日本の皆さんへ向けたメッセージをご紹介します。

  • 解説記事 「難民とは実際どんな人たち?」基本から分かりやすく解説

難民の人々は、どんな環境で暮らしているのか、どんな気持ちなのか…その「素顔」を知っている人はあまり多くありません。世界の難民・国内避難民の今をのぞいてみませんか?
解説記事はこちら


【検索で応援する】

ヤフーで「ウクライナ支援」と検索すると、お一人につき10円が、ヤフーからウクライナ避難民支援に取り組む団体へ寄付されます。AARも寄付先の1つに選定されています。6月14日~19日まで実施中でどなたでも参加いただけます。お手持ちのスマートフォンやパソコンでぜひご検索ください。
キャンペーンの報告はこちら


2. 一歩を踏み出す

【歩いて難民を支援する】


「平和に向けて歩きだそう」のコンセプトのもと、歩いてウクライナ紛争で被害を受けた方々に支援を届ける企画『PEACE WAKL』。6/18~7/1の間、皆さんの歩数の合計が日本とウクライナの距離8,000km(1,200万歩)を歩くことを目指します。日本寄付財団が皆さんのご参加や歩数に応じてマッチング寄付を行い、ウクライナ難民支援を行う団体へ寄付が届く仕組みです。
キャンペーンの報告はこちら


【チャリティ商品を購入する】

  • LUPICIAフレーバードティー×難民の学生が描いた絵

ケニアの難民居住地に暮らす学生たちが描いたイラストが、AARのオリジナルフレーバードティーのパッケージになりました。お茶の専門店である株式会社ルピシアとコラボしたこの商品の名前は「TABASAMU(タバサム)」。スワヒリ語で「笑顔」を意味します。6月1日より予約開始、世界難民の日6月20日から発売開始です。
詳細はこちら

  • 寄付つき花束ブーケ「LOVE & PEACE」

ブーケ一束1,100円(税込)の売上のうち30%が株式会社リベルテよりAARが行うウクライナ支援活動に寄付されます。対象のブーケは、関東や大阪の18店舗で販売されており、ウクライナの国花である向日葵が用いられています。
詳細はこちら

  • AARオリジナルチャリティグッズ


これからの季節に活躍するタオルや石けん、世界の平和を願う絵本、ポストカードなどを取り扱っています。純益は全てAARが行う支援活動に活用されます。
詳細はこちら


【寄付する】

難民の方々が安心して過ごせるように

修道女会のシスター(左)お母さんの腕に抱かれた赤ちゃんをあやしている

「汚れなき聖母マリアの修道女会」提供

長期化する難民問題。難民が難民でなくなるには、10年とも20年とも言われています。AARは難民となった人々に寄り添い、息の長い支援活動をこれからも続けていきます。AARの活動にどうぞご協力ください。
ご協力はこちら


「忘れられた難民を生み出さない」

東マリ子

堀江 良彰AAR 理事長

ウクライナ危機をはじめ、昨年のミャンマーやアフガニスタンでの武力による政権交代など、国際社会の安定がいかに脆いかという現実を、私たちは突き付けられています。多くの難民問題は解決には至っておらず、世界には1億人をこえる難民・避難民が終わりの見えない苦難の中で、命と希望をつなぐさまざまな支援を必要としています。
AARは世界各国で活動を続けるとともに、この機会にさらに多くの方々に難民問題に目を向けてもらえるように、これからも働きかけも行っていきます。
忘れられた難民を生み出さないために。皆さまができることを考えていただけたら幸いです。

マンスリーサポーターとして難民の未来を支える

難民の方々に寄り添い、これからの未来を支えていくためには、
継続的なご支援が必要です。
マンスリーサポーターとしてご協力ください。

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