開催期間2024年12月〜2025年4月30日(水)
書き損じハガキキャンペーン2024-2025
皆さんのご家庭にある書き損じハガキや未使用の切手が、バングラデシュに暮らす難民の障がい者が使用する車いすや補助具に変わります。
AAR Japan[難民を助ける会]は、バングラデシュの現地団体とともに難民の障がい者200人を支援するプロジェクトを実施します。このプロジェクトの運営資金にお寄せいただいた書き損じハガキや未使用切手を活用することで、より多くの車いすや歩行器などの補助具とリハビリテーションサービスを提供することができます。
現在、バングラデシュには政情不安定な近隣国から避難してきた多くの難民が暮らしています。難民の帰国の目途は立っておらず、過酷な避難生活が続いています。特に、障がいのある方々やその家族は、周囲の無関心や差別に苦しみ、経済的にも非常に厳しい状況にあります。栄養不足が原因で骨軟化症を発症するなど、障がいが悪化するケースも少なくありません。また、適切な医療サービスの不足により、脳性麻痺や先天性内反足の子どもたちや、さらには体が不自由なご高齢の方々も十分なケアを受けられずにいます。
書き損じハガキや未使用切手を、AARとバングラデシュの現地団体が進める難民の障がい者支援プロジェクトの運営資金として活用させていただくことで、より多くの方に車いすや補助具を届けて参ります。どうぞご協力をお願いいたします。
【目標:7万枚のハガキ・切手を集めます】
ハガキ・切手の送り方はこちら
- 募集期間:2025年4月30日まで
- 集めているもの:
①書き損じた年賀状・官製ハガキ
②未使用の年賀状・官製ハガキ
③未使用の切手 - 送り先:〒141-0021 東京都品川区上大崎2-12-2ミズホビル7F AAR Japan 物品募集係
※お寄せいただいたハガキや切手が目標数を超えた際は、最も必要とされる支援活動に充てさせていただきます。
「私たちを忘れないで」
大室 和也バングラデシュ事業担当(カンボジア駐在)
これは私が出会ったバングラデシュに暮らす難民の子どもの言葉です。難民の状況は、ここ数年大きな改善がみられません。特に障がいのある方たちは、毎年のように発生する水害や火災による命の危機にさらされ続けています。このキャンペーンが、厳しい環境に暮らす障がい者の生活の支えになるとともに、みなさまと難民の人たちをつなげる手段となることを切に願います。
「ハガキを集めて車いすを贈ろう‐書き損じハガキキャンペーン2023-2024」にご協力ありがとうございました
2023年12月1日から2024年4月10日まで実施した書き損じハガキキャンペーンに、多くの方がご賛同・ご協力くださり、目標の7万枚を超える、7万1,114枚ものハガキ・切手と温かいメッセージをお寄せいただきました。ご協力に心より御礼申し上げます。
カンボジアの車いす工房「Wheelchair for Development (WCD)」の運営のために活用し、より多くの障がいのある方々に車いすや補助具を届けてまいります。
「WCD で車いすを作ることができて幸せです」
オクサルーンさん(WCD 車いす職人)
WCDで働くことは、とてもエキサイティングなことです。私は地雷の事故により片脚を失いました。カンボジアでは私のような状態の人が仕事を見つけることは、まだまだ困難を伴います。カンボジアの障がいがある人々が、技術を学び、私のように働く機会を得られると良いと思います。私はWCDで働き、数多くの車いすを作ってきたことを、とても幸せに思っています。ご支援いただき、本当にありがとうございます。
SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」です。誰一人取り残さない世界に向けて、2030年までに達成すべき17の目標と169のターゲットが、国際目標として定められています。AARは活動を通して、さまざまな目標と関わっています。