開催期間2021年12月~2022年2月
2021年末から2022年2月10日まで実施した書き損じハガキキャンペーンに対し、ハガキや未使用切手、計21,587枚をお寄せいただきました。
ご協力に心より御礼申し上げます。
就学/復学を希望する若者に制服や学用品を届ける支援に活用します。
祖国を逃れ、難民キャンプで育つ子どもや若者たち。学び続けることが未来を切り開く力になります。
AAR Japan [難民を助ける会] が中等教育支援を行うケニアの難民居住地では、 多くの若者が制服や学用品を準備できないために、 学校に通えずにいます。 AAR では、 書き損じハガキや未使用切手を集めて活用し、 難民の若者に学用品を贈るキャンペーンを行っています。ぜひご家庭や職場、学校などで集めてお送りください。
ハガキ・切手15,000枚を集めて、難民50人へ学用品を届けます!
ハガキ300枚で、1人が学校に通うために必要な学用品を用意できます。
「制服や文房具を買えず学校に通えません」
ローズ・ワルンさん南スーダン難民
紛争が勃発した南スーダンから、2016年に逃れてきました。難民居住地で初等教育を受けましたが、18歳の時に妊娠・出産し、中等教育に進学できずにいます。今は幼い娘と親戚の子どもと暮らしています。
同じ年齢の友だちが楽しそうに学校に通っているのを見ると、悲しい気持ちになります。教育課程を修了して仕事を得たいですが、制服や文房具を買う経済的な余裕はありません。 (2021年5月インタビューより)
なぜ制服や文房具が必要なの?
難民居住地の学校では、不審者の侵入やテロ防止などのセキュリティ対策として、生徒は通学時の制服着用が義務付けられています。そのため、制服を購入する余裕がない世帯では、子どもが就学・通学できないケースが少なくありません。また、通学用のカバンや文房具なども自分で用意しなければならず、難民にとっては大きな負担です。
AARの活動
AARは、政情不安が続く南スーダンなどから逃れてきた4万人が暮らすケニア北西部のカロベイエ難民居住地および近郊の中等教育校(日本の中学3年から高校3年)3校で、校舎建設や学校の運営支援を行っています。
図書室の新設や机やいすの提供といった教育環境の整備のほか、生徒が生活の中で直面する心理的ストレスや困難に対処する術(ライフスキル)を身に着けられるよう、カウンセリングや教員への研修などを行っています。
学用品を受け取った学生の声
タバン・アフレッドさん南スーダン難民
「教育は私の世界を広げてくれます!」
南スーダンにいる両親と離れて暮らしています。中等教育校に登録しましたが、入学金や学生服・通学カバンなどを準備できず、退学するしかありませんでした。
学用品の支援は、私を暗闇から光のある場所へ連れ戻してくれました。これまで誰も私の教育をサポートしてくれる人がいなかったので、復学できるとは夢にも思いませんでした。教育は私の夢を追う助けになります。(2021年7月に行った就学支援キャンペーンで学用品を届けた学生へのインタビューより)
事業担当スタッフからのメッセージ
岸田 和香AAR東京事務局 支援事業部
「夢を叶えるための大切な一歩を応援してください」
ケニアで難民として暮らす若者たちも、私たちと同じようにさまざまな夢をもっています。中等教育を修了することは、若者たちが自らの足で自立し、夢を叶えるための大切な一歩となります。学用品が買えないという理由で勉強を諦める若者が、一人でも多く就学できるよう、これからも活動を続けていきます。皆さまの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
ハガキ・切手の送り方はこちら
- 募集期間:2021年12月1日ー2022年2月10日
- 集めているもの:未使用・書き損じたハガキ(年賀状など)、未使用の切手
- 送り先:〒141-0021 東京都品川区上大崎2-12-2ミズホビル7F
AAR Japan 物品募集係
※お寄せいただいたハガキや切手が目標数を超えた際は、最も必要とされる支援活動に充てさせていただきます。
ハッシュタグ #ハガキで難民支援 をつけてSNSで活動を広めてください。あなたの投稿で支援の輪が広がります!
SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」です。誰一人取り残さない世界に向けて、2030年までに達成すべき17の目標と169のターゲットが、国際目標として定められています。AARは活動を通して、さまざまな目標と関わっています。