2001年に沖縄県が創設し、国際平和に貢献した個人・団体を表彰する「沖縄平和賞」。これまでに11団体が受賞し、2021年より受賞団体有志により「平和」をテーマとしたフォーラムを開催しています。
第3回となる今回は、沖縄県内外の市民や学生が沖縄戦と戦後、そして現代の世界で起こっている紛争・貧困等の課題についての理解を深め、交流することで、今後の日本社会と平和について改めて考える機会とします。
フォーラムに先立って、県内外の学生達がひめゆり平和祈念資料館・沖縄平和記念資料館・平和の礎・嘉数高台公園(普天間基地周辺)等を訪問し、沖縄から見える日本の現実について考えます。
フォーラムでは、学生達による発表に加え、戦争体験の継承に取り組む専門家や国際協力NGOによる現場からの報告を行います。沖縄から現代世界の平和と国際協力について一緒に考えてみませんか。ご参加をお待ちしています。
日時 |
2024年3月3日(日)14:00-16:00 |
場所 |
沖縄県立図書館大ホール(アクセス) 及び オンライン |
プログラム |
主催者挨拶
Peace & Democracyフォーラム2023実行委員会・シェア=国際保健協力市民の会事務局長 八尋 英昭氏
共催者挨拶
沖縄平和賞委員会
パネルディスカッション
「沖縄から平和と国際協力について考える」
パネリスト
・大阪大学人文学研究科博士後期課程 石川 勇人氏
・学生による発表:戦跡・基地周辺訪問とワークショップの成果発表
・JVC事務局長 伊藤 解子氏:パレスチナ、現場からの報告と停戦に向けた市民の取り組み
・JVCパレスチナ事業 現地代表:木村万里子氏(オンライン参加)
・AAR Japan[難民を助ける会]マネージャー 野際 紗綾子氏:ミャンマーの未来を創る人を育てる ~人道・開発・平和の連携
モデレーター
パスウェイズ・ジャパン代表理事 折居 徳正氏
閉会挨拶
Peace & Democracyフォーラム2023実行委員会・シャプラニール=市民による海外協力の会事務局長 小松豊明氏 |
参加費 |
無料 |
参加方法 |
会場参加 定員100名
オンライン参加 定員100人
※オンラインでの参加を希望された方には3月1日にZoomのリンクをお送りいたします。メールが届かない場合は、下記のお問い合わせ先までご連絡ください。 |
お申し込み |
以下の申し込みフォームよりお申し込みください。
ただし、会場で参加される方は当日も受け付けます。会場には当日直接お越しください。
オンラインでの参加申し込みは受付を終了しました。
(後日、アーカイブの配信を予定しています。)
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主催 |
Peace & Democracyフォーラム2023実行委員会:
おきなわ有志の会、国際協力NGOセンター(JANIC)、シェア=国際保健協力市民の会、シャプラニール=市民による海外協力の会、難民を助ける会(AAR Japan)、日本国際ボランティアセンター(JVC)、パスウェイズ・ジャパン (団体法人格略) |
共催 |
沖縄平和賞委員会 |
お問い合わせ |
シェア=国際保健協力市民の会(担当:八尋、西山)info★share.or.jp(★を@に変換ください) |
パネリスト・モデレーター プロフィール
石川 勇人大阪大学大学院人文学研究科 博士後期課程在籍
1998年生まれ。那覇市育ち。沖縄国際大学大学院修士課程修了。大学生の頃から白梅学徒隊の継承団体である「若梅会」へ所属しながら、沖縄各地で沖縄戦体験者・沖縄戦の継承活動へ取り組む人々に聞き取り調査を行う。学部卒業時には、沖縄国際大学学生部長賞を受賞した。修士課程修了後、大阪大学大学院 人文学研究科 博士後期課程へ進学。戦後、沖縄戦の証言記録がどのように「聞き書き」されてきたのかを研究テーマに、沖縄戦・沖縄戦後史の研究に取り組んでいる。研究分野は戦争トラウマ、戦争記憶論、ライフヒストリー研究。
伊藤 解子(ときこ)日本国際ボランティアセンター(JVC)理事・事務局長
北海道出身。大学卒業後、英国大学院留学、東南アジアでの民間企業勤務を経て1999年に教育協力NGOに入職。東京、カンボジア、ラオス事務所でカンボジア、ラオス、タイ、ミャンマー難民、アフガニスタン、パキスタンでの教育協力事業に従事した他、国内外の緊急救援にも携わる。2013年退職後、主に二国間援助機関による東南アジア、南アジア、中東、アフリカでのODA事業評価に従事。2018年よりJVC理事。2020年7月より現職。国際協力NGOセンター(JANIC)理事。
木村 万里子日本国際ボランティアセンター(JVC)パレスチナ事業 現地代表
民間企業勤務や大学院留学を経て国際協力の道へ。東日本大震災(2011)やネパール地震(2015)などアジア地域を中心に20を超える国内外の緊急人道支援および教育支援に携わる。2020年にJVCでの活動を開始、2021年より現職。支援活動を通じ、より良い支援を行うためには自身も含め支援する側の資質が重要であることを実感し、支援従事者の人材育成にも力を入れている。支援の質とアカウンタビリティ向上ネットワーク(JQAN)認定トレーナー。
野際 紗綾子AAR Japan支援事業部マネージャー兼アドボカシーマネージャー
外資系金融機関で勤務の後、2005 年 4 月に AAR に入職。2008 年ミャンマ ーサイクロン、2009 年スマトラ沖地震、2010年パキスタン洪水、2011 年東日本大震災、2020 年九州南部豪雨等の緊急支援に従事。現在は、東京事務局の支援事業部でミャンマー、ラオス、タジキスタン等の支援事業やアドボカシー事業のマネージャーを務める。障害分野 NGO 連絡会(JANNET)幹事、日本障害者協議会(JD)理事、日本UNHCR・NGO評議会(J-FUN)共同代表。
折居 徳正(おりい のりまさ)一般財団法人パスウェイズ・ジャパン代表理事
企業勤務を経て2002年よりNGO職員としてアフガニスタン、パレスチナ、シリア、ミャンマー等での人道・難民支援、またイラン、パキスタン、ハイチ等での自然災害での支援に従事。2016年より(特活)難民支援協会にて事業マネージャーとして、シリアの若者を各地の大学・日本語学校に留学生として受け入れ。2021年7月、難民支援協会より同事業の移管を受けたパスウェイズ・ジャパンの設立に携わり、代表理事に就任。以後シリア、てアフガニスタン、ウクライナの難民約150人の受け入れと高等教育支援に従事。国際政治学修士。