開催日2025/8/22(金)
8/22(金)「アフリカの平和と安定~スーダンとウガンダ支援の現場から」TICAD9テーマ別イベント
※このイベントは終了しました
第9回アフリカ開発会議(TICAD9)*が8月20日から22日まで横浜で開催されます。AAR Japan[難民を助ける会]は、8月22日(金)にテーマ別イベントとして、シンポジウム「アフリカの平和と安定~スーダンとウガンダ支援の現場から」を開催します。
アフリカでは今、スーダン、マリ、コンゴ民主共和国など各地で紛争が激化し、多大な被害が出ています。ウクライナやガザ地区の深刻な人道状況に注目が集まる一方、アフリカの問題は「忘れられた人道危機」となり、戦闘、地雷・不発弾により子どもを含む多くの民間人が危険にさらされています。また、米国政府の方針転換で国際的な支援は一段と乏しくなっています。
本シンポジウムでは、地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)大使として世界各地で地雷廃絶と被害者支援を呼びかけているオレチ・ウガンダ地雷被害者協会(ULSA)代表が登壇し、アフリカの現状やAARとULSAが取り組むウガンダでの地雷被害者支援、そしてこの現状から日本に求めることについて講演します。また、AARからは、スーダンでの緊急人道支援について、事業を担当するスタッフが報告します。後半のパネルディスカッションでは、アフリカの平和と安定のために日本とNGOに求められること、私たち市民にできることを考えます。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
*TICAD(Tokyo International Conference on African Development)とは、アフリカの開発をテーマとした国際会議です。この会議の開催中にはサイドイベントとして、さまざまなセミナーやシンポジウムが開催されます。
| 日時 | 2025年8月22日(金) 12:40~14:10 |
|---|---|
| 会場 | パシフィコ横浜 展示ホールD (神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1) みなとみらい駅から徒歩5分、桜木町駅から徒歩12分 交通アクセス |
| 参加方法 | 定員150人、事前申し込は不要です。直接会場にお越しください。 先着80名様に、同時通訳レシーバーを準備しています。 |
| 参加費 | 無料 |
| 主催 | AAR Japan[難民を助ける会] |
登壇者プロフィール

マーガレット・アレチ・オレチ
地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)大使/ウガンダ地雷被害者協会(ULSA)代表1956年ウガンダ生まれ。1998年、乗車していたバスが地雷で爆破され、右足の下半分を失う。2000年、国連地雷禁止条約締約国会議でアフリカの地雷被害について講演。以来世界40カ国以上で、地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)大使として活動している。ウガンダ地雷被害者協会(ULSA)代表として、地雷被害者の職業訓練、生計支援などにも取り組んでいる。

忍足 謙朗(OSHIDARI Kenro)
元国連世界食糧計画アジア地域局長/AAR副理事長国連世界食糧計画(WFP)に25年勤め、紛争地などで緊急食糧支援を実施。スーダン共和国では2006年、当時世界最大規模の緊急支援を指揮し、77の国籍、3,000人のスタッフを統括した。2009年から2014年まで、WFPアジア地域局長。TBS「情熱大陸」、NHK「プロフェッショナルー仕事の流儀」に出演。著書に「国連で学んだ・修羅場のリーダーシップ」(文藝春秋社、2017年)。

相波 優太(AIBA Yuta)
AARウガンダ事務所駐在員(スーダン事業担当)大学院で平和構築を学んだ後、民間企業でODAを通じた海外のインフラ整備案件に携わる。AAR東京事務局勤務を経て、2023年よりウガンダ駐在、スーダン事業担当。同年4月、スーダン出張中に政府軍と準軍事組織の武力衝突が勃発し、砲弾の下、国外に退避した。

長 有紀枝(OSA Yukie)
立教大学教授/AAR会長1990年インドシナ難民奨学金生の学習支援ボランティアとしてAARに参加。AAR職員として1991~2013年、旧ユーゴスラヴィアなど紛争下の緊急人道支援や地雷対策に携わる。AAR理事長を経て2021年7月からAAR会長。立教大学大学院教授。著書『スレブレニツァ あるジェノサイドをめぐる考察』(東信堂)、『入門 人間の安全保障 恐怖と欠乏からの自由を求めて』(中央公論新社)など。
