開催日2021年10月27日(水)
10/27(水)国際シンポジウム『これからの国際人道支援について考える-支援の現地化(ローカリゼーション)の課題と可能性-』
※このイベントは終了しました
令和3年度外務省NGO研究会 シンポジウムのご案内
2016年の世界人道サミットで採択された、人道支援の効率化を目指す国際的コミットメントである「グランド・バーゲン」。9つの優先課題のうち、2番目は「支援の現地化/ローカリゼーション」と呼ばれ、人道支援を現地アクター主導で実施する形へ変革していくことを目指すものです。
今後、人道危機への対応にあたっては、現地組織がより重要な調整の役割を担い、現地の声をしっかりと反映し、より効果の高い支援活動を実現していくことに期待が高まっています。そのためには、資金拠出のあり方やそれに伴うパワー関係を根本的に見直す必要もあります。
今般、現地組織関係者からの声や意見を中心に紹介、日本の支援関係者が現地化の議論を把握し、この潮流を汲んで今後日本の支援のあり方を検討していくためのシンポジウムを開催します。
プログラム
【第1部】
15:00 開会挨拶・開催趣旨 古川千晶(AAR Japan [難民を助ける会]事務局長)
15:05 桑名恵(近畿大学国際学部准教授)
「グランド・バーゲンと『現地化』の議論の国際潮流」
15:10 プジ・プジオノ(インドネシア プジオノ・センター シニア・アドバイザー)
「人道支援における市民社会組織の将来の役割」
15:30 シャヒーダ・アリフ(NEAR アジア代表)
「グローバル・サウスの役割と連携の展望」
15:50 渡部美久(ユニセフ中東・北アフリカ地域事務所 実施パートナーシッ プ管理専門官)
「ユニセフの現地化推進のためのアプローチ」
【第2部】
16:10 パネル・ディスカッション 「現地化の推進のために求められること」 モデレーター:桑名恵
パネリスト:プジ・プジオノ、シャヒーダ・アリフ、渡部美久、およびハリル・オスマン(AAR Japan トルコ事務所代表)
16:40 質疑応答
16:55 閉会挨拶 松田俊夫(外務省国際協力局民間援助連携室室長)
パネリスト紹介
プジ・プジオノ
インドネシアの約700 のNGO・CSO が参加する開発・人道アライアンスの創始者。インドネシアおよびASEAN の防災に関する法制、枠組みづくりにも深く関与。約20 年にわたって、UNHCR やUNDP などの国連機関に勤務した。東京工業大学にて社会工学修士号、フィリピン国立大学で公共行政の博士号取得。
シャヒーダ・アリフ
セーブ・ザ・チルドレン、IRC、スタート・ネットワークなどの国際NGO 勤務を経て、2020 年よりNEAR (Network for Empowered Aid response)のアジア太平洋地域代表。同地域のCSO のネットワーク強化を通しての国際機関との対話を推進。ペシャワール大学出身。
渡部 美久
米国アリゾナ州立大学で教育社会学修士号と国際教育開発学博士号取得。ユニセフのネパール事務所およびバングラデシュ事務所での勤務を経て、2021 年3 月より現職。フィールド・モニタリングの地域戦略策定や実施パートナーとの事業モニタリングに従事。
ハリル・オスマン
AAR Japan トルコ事務所代表として従事。2014 年9 月、シリア難民としてトルコで暮らし始め、2015 年5 月AAR トルコ事務所に入職。地雷回避教育やケースマネジメントのプロテクション事業に携わり、2017 年からはシニア・マネージャーとして複数のフィールド事務所長を担う。2021 年10月より現職。
桑名 恵
近畿大学国際学部国際学科准教授。紛争地域の難民支援、平和構築支援、災害後の緊急復興支援を研究。NGO およびジャパン・プラットフォームで勤務、コンゴ民主共和国、アフガニスタンなどに駐在。エセックス大学で開発社会学修士号、大阪大学で博士号(人間科学)取得。
『国際シンポジウム』これからの国際人道支援について考える -支援の現地化(ローカリゼーション)の課題と可能性-
日時 | 2021年10月27日(水)午後3時-午後5時 |
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会場 | ZOOMオンライン |
参加費 | 無料 |
言語 | 英語(日本語同時通訳あり) |
参加方法 | ※申し込みは締め切りました※ 事前に申し込みされた方には、シンポジウムの前日にZOOMリンクを送付いたします。 |
主催 | 外務省 実施団体:AAR Japan[難民を助ける会] |
お問い合わせ | AAR東京事務局 担当:三木 TEL:03-5423-4511 MAIL:localization_ngo★aarjapan.gr.jp (★を@に変えて下さい) (電話受付時間:月~金 午前10時―午後6時) |