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スタッフ日記[国際協力の現場から]

心身を鍛える、私のリフレッシュ方法:ミャンマー

2019年1月24日

途上国で働く駐在員はどのような生活を送っているのか?異国の地で、どんなことをして気分をリフレッシュしているのか。疑問に思っている方も多いかと思います。ミャンマー・ヤンゴン事務所の大城洋作が、現地でのリフレッシュ方法をお伝えします。


まず最初に、私はAARのプロフィール紹介で「趣味は筋力トレーニング」と記載するほど筋トレが大好きです。もともとヒップホップを聴くことが好きだったのですが、そのなかで鍛え上げられた体を披露する歌手に憧れを抱いたのが、体を鍛え始めるきっかけでした。以来、日本でフィットネスジムに通い始め、前任地のラオスでも地元のフィットネスジムで汗を流していました。

着任後、まずはジム探索から

そんな私がラオス・ビエンチャンからミャンマー・ヤンゴンに赴任したのが2018年の4月。着任してすぐ近所を歩き回り、ジムがないか手当たり次第探し始めました。そこで気付いたことですが、驚いたことにここには非常にたくさんのジムがあったのです。価格帯の違いや施設の大きさなどまちまちですが、健康志向のお金持ちだけでなく、一般庶民も通えるジムが街のいたるところにあります。個人的な感覚ですが、恐らく東京よりも多いのではないでしょうか。

色々見た結果、赴任一週間で、私は住んでいる宿舎から徒歩で行ける手ごろな価格帯のジムに入会することにしました。ジムの利用者は私を除いてほぼ全員ミャンマー人です。ジムはワンルームのマンションの一室を改造したもので、非常に狭く、部屋にはマシンが隙間なく並べられています。さまざまなジムを見てみましたが、700万人という人口に達する大都市ヤンゴンでは、外国人や一部の富裕層が行く高級なジムを除いて、一般的なジムはどこも手狭のようです。

ジム機器が隙間なく設置され、それぞれが目の前の鏡に写る自身の筋肉や体型を確認しながら運動しています(ヤンゴン、2019年1月10日)

週5回はジムへ

仕事を終えてジムに向かうのがいつも午後6時ごろ。中に入ると既にジムは地元の人でごった返しています。男女比は男性6割、女性4割といったところでしょうか。年齢は20代~30代の若い世代が多いように感じます。

ミャンマーでは、慣習的に女性は体のラインにぴったり合った服を着ることが多いため、体型を意識している人が多いようです。一方男性は、常夏のヤンゴンでは肌を露出する機会も多いのか、上半身を集中的に鍛える人が多い印象です。皆思い思いにエクササイズをがんばっています。

私もその中で黙々とトレーニングを行っています。最低でも週5回は行くようにしており、自分でいうのもなんですが…かなりハードに取り組んでいます。外国人で、かついつもキツいトレーニングをしている私は、良くも悪くも目立ちます。

おかげで時折地元の人から声をかけられ、トレーニングのやり方や食事で気を付けていることなど、いろいろアドバイスを求められることがあります。人によりけりではありますが、皆トレーニングに関心はあるものの、正しいフォームや栄養について知識を持っている人は少ないように感じます。アドバイスをしていくなかで、少しずつジムのメンバーの中にも感化された人が増えてきました。今ではジムに行くと皆かなりそれぞれ真面目に取り組んでいる様子が伺えます。

総重量130キロのバーベルを持ち上げる大城洋作(ヤンゴン、2019年1月10日)

増える仲間、高まる健康志向

私に影響されたのは、ジムで会うメンバーだけではありません。ヤンゴン事務所にはもう1人日本人駐在員(中川善雄)がいます。彼は以前からジムでランニングをすることが趣味だったのですが、一緒にジムでウエイトトレーニングを体験してから、筋力トレーニングに目覚めました。彼も忙しい仕事の合間をぬって、週の半分は必ずジムに通っています。持病の腰痛も、筋力トレーニングを始めてから随分緩和されたようです。今では彼との会話は仕事を除くとほとんどが筋力トレーニングの話で、日本に一時帰国して現地に戻る際、互いにプロテインシェイクをお土産に持って帰るほどです。

筋力トレーニングを問わず、体を動かすことはストレス発散になりますし、健康にも良いと思います。ぜひ皆さんもこの機会に一度ジムに行って汗を流してみてはいかがでしょうか?

大城 洋作OSHIRO Yosakuミャンマー・ヤンゴン事務所

民間企業で勤務後、世界一周の旅へ。帰国後2014年4月にAARに入職。2015年2月よりラオス、2018年4月よりミャンマーで障がい者支援に携わる。趣味は筋トレ。沖縄県出身

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