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スタッフ紹介

支援事業部 プログラムマネージャー(アフリカ事業担当) 粟村 友美

2021年7月30日

    屋上で粟村がカメラに向かい微笑む

    粟村 友美 Tomomi Awamura  支援事業部 プログラムマネージャー(アフリカ事業担当)

    国際協力を目指すきっかけ を教えてください。

    小学校4年生のときに、テレビのドキュメンタリー番組でフィリピンのストリートチルドレンについて知ったのがきっかけで国際協力に関心を持ちました。自分と同じような年齢や、自分より小さい子どもたちが貧困のなかで必死で生きている姿に、子ども心に「なんとかしたい」と思ったのが最初のきっかけでした。

    入職するまでのキャリア

    大学卒業後に、マラウイの農民を支援するNGOで半年間インターンを経験し、広報系の国際協力NGOや民間企業での勤務などを経て、AARへ入職しました。大学時代にAARのスタッフが大学へ講演に来てくれたことも頭の片隅にあり、受けてみようと思いました。

    大きな水タンクの前で小学生くらいの子どもたちとともにカメラに向かい微笑む粟村。子どもたちは制服を着ている

    2013年にハイチへの出張時。AARが支援した学校に通う子どもたちと粟村(右)

    入職前後のギャップはありましたか?

    イメージしていたことは、もっと厳しい人が多いのでは、と想像していました。なので、入職して一日目から、「同僚の人柄がいい!いい人しかいない!」と驚いたことを覚えています。また、経歴がいろいろな方がいるのも面白いです。昔働いていたNGOは規模的にはもっと小さかったので、思っていたより組織立っているなあというイメージも持ちました。

    現在の担当業務について教えてください。

    現在は、東京事務局の海外支援事業部に所属し、ケニアとザンビアの事業を担当しています。ケニア事業では、難民キャンプや難民居住地で生活している南スーダン難民やソマリア難民などの子どもたちへの教育支援や職業訓練、またザンビア事業では、元難民の生計支援などを実施しています。実施中の事業の進捗・予算管理、新規事業の申請書作成等を現地事務所と連携しながら行っています。マネージャーとして、現地事務所の安全管理やチーム全体の業務管理も担当します。

    実施した事業にどれくらいインパクトがあったのか、どのように改善することができるか、という点に大変興味があるので、会内のモニタリング・評価チームにも所属しています。

    粟村がパソコンに向かい、ヘッドフォンをしてオンラインでのミーティングに参加している

    コミュニケーションを大切に、現地事務所とのオンライン会議で事業の進捗状況などを確認します

    これまでAARで経験した業務はどのような内容でしたか?

    AARでの初めの1年間は、東京事務局でハイチ事業や東日本大震災の復興支援事業に携わりました。ベテランの先輩のもとで、仕事のノウハウを学ぶことができました。出張でハイチに行った際に、駐在員の仕事を間近に見たことをきっかけに、私もいつか駐在員として現場へ行きたいと思うようになりました。その後、希望を聞き入れてもらえ、アフリカのザンビアへ赴任し、2年半弱、海外駐在員として HIV/エイズ対策や母子保健事業などの活動に従事しました。

    支援現場では、自分の暮らしが苦しくても、ほかの人のために真摯に生きる現地の人々に出会いました。そういう人たちの気持ちを応援し、その人たちのやりたいことを実現できるように手伝うのが、外部者である私たちにできることかな、と思っています。

    やりがいを感じる瞬間はありますか?

    実施している支援事業について、本当に意味があるか、最適なやり方なのか、常に問うようにしています。また、団体の信頼にかかわる部分には妥協しないようにしています。
    またマネージャーとして、マイクロマネジメント(細かく監視する過干渉なマネジメント)はしないように努めています。

    粟村の左右は2人のAARスタッフが座っている。ノートパソコンをひらき会議で話している

    どんな時にやりがいを感じますか?

    事業地にいると、かなりの頻度で想定外なことが起こります。大変ではありますが、同僚と一緒に試行錯誤して、なんとか事態を改善できたときは、やりがいを感じます。ザンビアのコミュニティ形成の事業では、事業対象地のおじちゃんおばちゃんたちと、喧々諤々話し合いながら、方針を決めたりするのは、やはり楽しかったなと思います。

    粟村が元難民の親子とともにカメラに向かい微笑む。

    ザンビア・メヘバに再定住した‟元”難民の方々と粟村

    仕事上で、大変さを感じるのはどんなときでしょうか。

    大変なところは、申請書や報告書の質を少しでも上げるために〆切に追われながら集中して作業するときです。少しでも説得力のある文章にする作業はエネルギーを使います。

    また、安全管理についての判断をするときはいつも難しさを感じます。新型コロナウイルス感染症の影響で、事業国から駐在員を退避させるときもそうでした。この一日、数時間を逃すと退避のチャンスを逃してしまうのでは、という不安と、事業を止めることの影響の大きさ、駐在員の心身の安全・健康など、色んなことを同時並行で考えながら判断をすることは、やはり大変でした。デスクや駐在員の気持ちがくみ取れてないのではないか、と不安になることも割と頻繁にあります。

    なぜほかの組織ではなく、NGOを選んだか

    国際協力の仕事に携わるには、国際機関で働くとか、今であればソーシャルビジネスをやるとか、いろんな道があると思いますが、私個人としては、現地の人と長くつき合いながら活動していけるNGOが、性にあっていると思います。NGOには「主役はNGOではなく、現地の人たち」という精神があると感じるので、そこが良いなと思います。(言うは易し行うは難しではありますが)

    支援規模が大きいけど届き方が雑な活動よりも、規模は小さくても変化を丁寧に追えるような支援をしたいと思っているので、そういった意味でもNGOが自分には合っていると思っています。ただ、アフリカ発のソーシャルベンチャーなどもどんどん台頭してきています。私たちのような団体も、自分たちの中にある受益者像にとらわれてはいけないと思いますし、どんどん新しい人たちに会い、考え方をアップデートしていかなければとも感じています。

    これからNGO、AARで働きたいと考えている方へ

    「今の仕事を辞めて国際協力の道に進みたいけれど、どうしようかな」と迷っている人がいたら、まずは一歩を踏み出してほしいです。私自身は何度か仕事を変えてからこの世界に入りましたが、これまでの経験が今の仕事にすべてつながっているので、回り道かもしれないけれど、それで良かったと思っています。今、別の仕事に就いている方にも、ぜひ国際協力の仕事に挑戦してほしいです。

    (2021年3月のインタビューより)

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