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能登半島地震:被災地の人々に寄り添う支援を継続中

2024年1月1日(2024年7月4日更新)

能登半島地震緊急支援

1月1日に石川県・能登地方で起きた地震から半年以上が経過しました。被災地の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

被災地では、インフラの復旧や仮設住宅への入居が進む一方、今も約2,200人が避難所生活を余儀なくされています。AAR Japan[難民を助ける会]は地震発生直後に石川県内で緊急支援を開始し、現在も被災者の皆さんに寄り添う活動を続けています。


■炊き出し

水餃子を受け取る被災者の女性

AARの炊き出しを受け取る被災者の皆さん=珠洲市立若山小学校

他団体や地元の有志グループと連携し、避難所や近隣住民が集まる公民館などで調理した温かい食事を提供。地元の郷土料理「とり野菜みそ」を取り入れるなど、栄養バランスにも気を配ったメニューは、「寒さの中で温かい食事はありがたい」と皆さんから喜ばれました。これまでに約17万食の温かい食事をお届けしました。

■物資配付

段ボールを手渡すAAR職員とそれを受け取る男性

輪島市町野町の若桑集会所に支援物資を届けるAAR大原真一郎(左)

能登半島地震では交通インフラが壊滅的な被害を受け、人口が少ない地域などでは支援物資が届きにくい状況が続いていました。AAR はそのような地域の避難所や福祉施設を中心に食料や食材、飲料水、衛生用品や日用品、衣類、灯油など様々な物資の配付を行ってきました。

 ■障がい福祉施設支援

5人の男女が受け取った物資を持って立っている

地域生活支援施設「ウミュードゥソラ」に簡易トイレと小型テントを提供。施設の皆さんとAAR生田目充(左)=輪島市

大規模な災害発生時に、支援から取り残されがちな障がい福祉施設へ、食料や飲料水、衛生用品、必要な備品などを届けてきました。AAR は、地震によって損壊した建物の修繕や、設備や資機材の提供など、施設の再開に向けた支援を行っています。

■外国人被災者支援

玄関で話をする3人の男性

被災外国人の住居を訪問して話を聞くAAR職員の櫻井佑樹=七尾市

被災地の福祉ネットワークや他の支援団体と連携して、さまざまな支援から取り残された外国人被災者のサポートを行っています。孤立しがちな外国人に食料や飲料水、衛生用品、暖房用燃料などを提供しました。今後は行政や現地の支援団体とも連携して、地域の人々との交流を促進する支援を行います。

■コミュニティ支援

相談会を聴講する人々

公共施設「コンセールのと」で開かれた講座&相談会。前方は永野海弁護士(右)とAAR大原真一郎=能登町

避難所や在宅で避難生活を送る被災者の皆さんのニーズに合った支援として、理学療法士など専門家による出張マッサージ、トラックを改装した「移動式お風呂」サービス、弁護士が生活再建に向けた支援制度を分かりやすく解説する講座・相談会の開催、仮設住宅に移った方々への家電の提供などの支援を行ってきました。生活再建相談会を継続して開催するなど、今後も被災者の声に耳を傾け、必要なものを届ける活動を続けます。

緊急支援から中長期的な支援へ

被災した人々が元の生活を取り戻すまでにはまだまだ長い時間がかかります。AAR は緊急支援に留まらず、徐々に変化するニーズを的確にとらえながら、被災者の皆さんに寄り添った中長期的な支援に取り組んでまいります。

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活動レポート

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多くの企業・団体からのご協力に御礼申し上げます:能登半島地震緊急支援 | AARブログ | AAR Japan[難民を助ける会]:日本生まれの国際NGO石川県・能登半島で1月1日に起きた最大震度7の地震では、230人以上が亡くなり、多数の方々がなお行方不明のままです。被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。(3月7日現在)。 AAR Japan[難民を助ける...


メディア掲載

NHKラジオ第1「マイあさ!」/日本テレビ「DayDay.」/ハフポスト朝日小学生新聞日本経済新聞徳島新聞Time Out Tokyo
など


AARは緊急支援に留まらず、日常生活を取り戻そうと奮闘する被災者の皆さんに寄り添い、徐々に変化するニーズを的確にとらえながら、中長期的な支援に取り組んでまいります。AARの能登半島地震緊急支援へのご協力をお願い申し上げます。

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