活動レポート Report

アフリカの「忘れられた難民」についてお話ししました:JICA共催イベント開催

2024年5月29日

難民の親子たちが座っている

ウガンダのチャングワリ難民居住区で暮らす難民=2024年2月

AAR Japan[難民を助ける会]は5月28日、JICA地球ひろばとの共催で、オンラインベント「世界の難民『私たちは忘れられている』~ウガンダ・スーダンより~」を開催し、110人の皆さまにご参加いただきました。

ウガンダ・スーダン事業を担当するAAR東京事務局の栁田純子とウガンダ駐在員の相波優太が講師として登壇。俳優サヘル・ローズさんのウガンダ訪問の動画上映に加えて、ウガンダの難民居住地で暮らす子どもたちの現状と課題、スーダンの国内避難民の様子、AARの支援活動などについて話しました。

質疑応答では「学生の自分でもできることはあるか」「ミャンマーからの難民が就学・就職できない実情を目の当たりにしたが、ウガンダやスーダンでも同じなのか」などの質問や、「難民の現状について学び、自分にもできることを考える機会になった」など多数のコメントが寄せられました。

栁田は「ウガンダの難民からよく聞くのは『何が起きているのかを知っていてほしい』『自分たちのことを忘れないでほしい』という言葉です。今日のイベントで聞いたことを、まずは周りの人と話すことで支援のきっかけにしてほしい」と伝えました。

世界各地で紛争や自然災害が相次ぐ一方で、長年解決されないまま続いているアフリカの難民問題がメディアで取り上げられることは少なく、国際社会の無関心が支援の縮小にもつながっています。

過酷な状況の中で懸命に生きる人々が、支援から取り残されることのないように、AARは今後も各地で難民支援を続けてまいります。皆さまのご理解・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

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