活動レポート Report

徳島・鳴門市撫養小学校で「難民の日」出前授業

2024年6月20日

AAR Japan[難民を助ける会]は6月20日の「世界難民の日」に合わせて、徳島県の鳴門市撫養小学校(佐伯美千代校長)で6年生の出前授業を行いました。当会の法人サポーターである徳島新聞社との連携事業として実施したもので、AAR東京事務局兼関西担当の中坪央暁が「難民ってどんな人たち?」と題して分かりやすくお話ししました。

AAR中坪の話に聞き入る子供たち

徳島県の鳴門市撫養小学校で行われた「難民の日」出前授業=2024年6月20日

6年生58人が参加した授業で、中坪は世界中に現在、日本の人口に迫る約1億1,730万人の難民・国内避難民がいることを説明したうえで、ロシアの軍事侵攻が続くウクライナで撮影した動画のほか、ミャンマーで迫害を受けたイスラム少数民族ロヒンギャ難民や中東・アフリカの難民の子どもたちの写真を見せながら、それぞれが置かれた厳しい状況とAARの支援活動について伝えました。

そして「難民の多くは皆さんと同じ子どもたち。世界で起きていることを新聞やニュースで勉強し、自分に何ができるか考えてみよう」と語りかけると、児童たちは真剣な様子で聞き入っていました。

板東俘虜収容所跡の看板

鳴門市内にある「日本の第九発祥の地」板東俘虜収容所跡(国指定史跡)。第一次大戦時のドイツ兵捕虜が収容され、寛容かつ人道的な運営によって日独交流の場になったことで知られる。

AARは国際理解教育の出前授業(対面・オンライン)に講師を派遣しています。どうぞお気軽にお問い合わせください。

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