AAR Japan[難民を助ける会]は6月20日の「世界難民の日」に合わせて、徳島県の鳴門市撫養小学校(佐伯美千代校長)で6年生の出前授業を行いました。当会の法人サポーターである徳島新聞社との連携事業として実施したもので、AAR東京事務局兼関西担当の中坪央暁が「難民ってどんな人たち?」と題して分かりやすくお話ししました。
6年生58人が参加した授業で、中坪は世界中に現在、日本の人口に迫る約1億1,730万人の難民・国内避難民がいることを説明したうえで、ロシアの軍事侵攻が続くウクライナで撮影した動画のほか、ミャンマーで迫害を受けたイスラム少数民族ロヒンギャ難民や中東・アフリカの難民の子どもたちの写真を見せながら、それぞれが置かれた厳しい状況とAARの支援活動について伝えました。
そして「難民の多くは皆さんと同じ子どもたち。世界で起きていることを新聞やニュースで勉強し、自分に何ができるか考えてみよう」と語りかけると、児童たちは真剣な様子で聞き入っていました。
AARは国際理解教育の出前授業(対面・オンライン)に講師を派遣しています。どうぞお気軽にお問い合わせください。