AAR Japan[難民を助ける会]は7月19日、佐賀県の唐津市立七山小中学校(田中千恵子校長)で中学生の出前授業を行い、AAR東京事務局兼関西担当の中坪央暁が「難民支援の現場~ウクライナ危機を中心に」と題して分かりやすくお話ししました。
唐津市の東郊、福岡県境に近い山間部にある小中併設の七山小中学校。中学1~3年生45人が参加した「平和学習」の授業で、中坪はロシアによる軍事侵攻が続くウクライナ国内や隣国モルドバ、ポーランドで撮影した動画と写真を見せながら、難民・国内避難民が置かれた厳しい状況とAARの支援活動について説明しました。
また、世界中で人道危機が相次ぐ中、「忘れられた難民」がアジアや中東、アフリカ各地にいることを紹介し、「21世紀の今、『自分と関係ない遠い国の出来事』など存在しない。世界で起きていることを新聞やニュースで勉強し、自分たちに何ができるか考えてみよう」と語りかけました。生徒代表からは「平和は何もしなくても得られるものではないことが分かった。自分たちに何ができるのか考えていきたい」との感想がありました。
AARは国際理解教育の出前授業(対面・オンライン)に講師を派遣しています。どうぞお気軽にお問い合わせください。