AAR Japan[難民を助ける会]は8月1~2日、高校生向け探究型ワークショップ「難民問題を知る 考える 行動する」をAAR東京事務局(東京都品川区)で開催しました。2日間で43人が参加し、講義やグループワークを通して難民問題への理解を深めました。
このワークショップは、若い世代に難民問題を「遠い国の話」ではなく「自分事」として感じてもらい、自分たちができることを考え行動してもらうことを目的に開かれました。事前資料として「難民問題理解のための基礎知識」を配付し、当日前半は「難民問題とは何か」「アフリカの難民問題」の2つの講義を聞いた後、ロールプレイング「わたしが難民になったら」で、もし自分が難民になったらどう行動するかについて意見を交換しました。
後半は、当会のアフガニスタン人職員による「難民当事者のはなし」を聞き、参加者は職員の話に耳を傾けながら熱心にメモを取っていました。その後のグループワークでは、「自分たちにできること」について考え、「SNSで難民問題について発信する」「学生団体を立ち上げ、募金活動や啓発イベントを行う」などの意見を発表し合いました。
参加者からは「自分で調べるだけでは分からないことを聞けて大きな学びになった」「自分のできることに取り組んでいこうと思えた」などの声が寄せられました。イベント終了後も、会場では参加者同士で会話をする様子が見られ、同じ関心を持つ同世代の仲間との交流の場となりました。
AARでは多彩なバックグラウンドと専門性を持つ職員が「難民」「国際協力」「障がい者支援」などテーマに応じて、全国で講演・出前授業(対面・オンライン)も行っています。お気軽にご相談ください。
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