AAR Japan[難民を助ける会]佐賀事務所は8月、特定非営利活動法人「子どもの本屋ピピン」(佐賀市)と連携して、絵本の読み聞かせなどを行う「サニーちゃんのおはなし会」を「シアター・シエマ」「高木瀬児童クラブ」(いずれも同市内)で開催し、多くの子どもたちが参加しました。
シアター・シエマで8月4日に開かれた「おはなし会&ワークショップ」には、幼児から小学校低学年の子ども21人と保護者10人が参加。子どもたちは、大きなスクリーンに映し出された絵本「地雷ではなく花をください」のイラストや、戦争と平和に関するクイズをじっと見つめながら、話に耳を傾けました。読み聞かせの後は、「ひかりのはこ」を作るワークショップを実施し、子どもたちはサニーちゃんのシールを貼ってきらきら光る箱を完成させ、材料は同じでも色や形が異なる箱をのぞいて歓声を上げていました。
佐賀市立高木瀬小学校の児童クラブで9日に開いたイベントでは、小学1~3年生のクラスを回って「サニーちゃんのおはなし会」を開催し、約60人の子どもたちが参加。前半は「子どもの本屋ピピン」による大型絵本の読み聞かせ、人形劇、パネルシアターなど、後半はAAR佐賀事務所スタッフの森川玲子がクイズを交えながら戦争と平和、地雷問題について説明しました。
「今日8月9日は何の日?」などのクイズに子どもたちは身を乗り出して答え、さらに「佐賀にも爆弾はある?」「今も戦争してるよ」「戦争は危ない」などの質問や意見が次々と飛び出しました。締めくくりの絵本の読み聞かせの後も質問は続き、子どもたちが世界の問題を自分ごととして考えるきっかけとなりました。
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