活動レポート Report

徳島・吉野川市立鴨島小学校で「難民の日」出前授業

2025年6月20日

AAR Japan[難民を助ける会]は「世界難民の日」の6月20日、徳島県の吉野川市立鴨島小学校(阿部敏和校長)で6年生の出前授業を行いました。当会の法人サポーターである徳島新聞社との連携事業として実施したもので、AAR東京事務局兼関西担当の中坪央暁が「難民ってどんな人たち?」と題して分かりやすくお話ししました。

授業中の様子

徳島県吉野川市立鴨島小学校で行われた「難民の日」出前授業=2025年6月20日

6年生63人が2クラスに分かれて参加した授業で、中坪は世界各地に現在、日本の人口とほぼ同じ1億2,320万人もの難民・国内避難民がいることを紹介。ミャンマーで弾圧や迫害を受けて、隣国バングラデシュに逃れた100万人余りのロヒンギャ難民が暮らす巨大な難民キャンプの状況について、5月に現地で撮影したばかりの写真を使って説明しました。

また、中東・アフリカ諸国やウクライナ、アフガニスタンなどの難民の子どもの写真を見せながら、「皆さんと同じ年頃の子どもたちが住む場所や家族を失い、学校にも行けずに悲しい思いをしている。世界で何が起きているのかを新聞やニュースで勉強し、自分たちに何ができるか考えてみよう」と語りかけると、児童たちは配付されたワークシートに要点を書き込みながら、熱心に聞き入っていました。

曾我廼家五九郎の顕彰碑

JR鴨島駅前に建つ地元出身の「喜劇王」曾我廼家五九郎の顕彰碑。自由民権運動に共鳴して上京し、大正期に喜劇役者として成功する前は、板垣退助や中江兆民の許に身を寄せたこともあるという。

AARは国際理解教育の出前授業(対面・オンライン)に講師を派遣しています。どうぞお気軽にお問い合わせください。

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