AAR Japan[難民を助ける会]の佐賀事務所は、2025年11月10日に佐賀県立佐賀西高等学校で「人権・同和教育講演会」にあわせた講演を、11月13日に有田町立有田小学校で6年生への出前授業を実施しました。

真剣に話を聞く生徒の皆さん=11月10日
佐賀西高等学校では、全校生徒・教職員あわせて 約800名 を対象に講演を実施。佐賀事務所長の園田知子が「一人ひとりの人権が守られる社会へ~世界の現状と国際協力~」と題し、AARの海外での活動や現地の人々の様子を映像を交えて紹介しました。
講演後、生徒の皆さんからは「文化や民族、宗教、見た目の違いを飛び越えて、遠いところにいる同年代の存在がとても近くに感じられた」「世界中がお互いさまの心でつながれたらと思った」「自分も何か少しでも役に立てる活動に挑戦したい」といった感想が寄せられました。国際課題を自分のこととして捉える姿勢が多く見られ、AARスタッフにとっても励みとなりました。
有田小学校では、6年生11名とアットホームな雰囲気の中、難民キャンプの様子やそこで暮らす人々の生活などについて写真を見せながらお話ししました。「もし自分が難民になったら、何が必要か?」という問いかけに対しては、グループで相談しながら、「食べもの」「きれいな水」「強い意志」など、皆さん、積極的に意見を発表してくれました。少人数ならではの丁寧な対話を通して、自分ごととして考える時間になったようです。
AARは国際理解教育として、講師を派遣する出前授業(対面・オンライン)を行っています。どうぞお気軽にお問い合わせください。
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