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活動レポート Report

「難民の今」を知る国際理解教育:さいたま市立大宮八幡中学校

2021年12月3日

さいたま市立大宮八幡中学校(小林正美校長)は、「地域・環境・人権」「国際理解・多文化共生」に視点を当てた学習活動を推進しています。3年生の国際教育学習会が11月30日、難民問題をテーマに開かれ、AAR Japan職員が出前授業を行いました。

6名の生徒が体育館前方でスライドを投影しながら発表している

国際理解学習会で調べ学習の成果を発表する大宮八幡中学校の3年生たち

今回の国際理解学習には3年生137人が参加し、事前に「難民とはどんな人たちなのか」「難民が抱える課題は何か」について自分たちで考える調べ学習に取り組みました。学習会では、各クラスから選ばれた4つのグループが「難民×仕事」「難民×国際救援活動」「難民×差別」「難民×医療」をテーマにパワーポイントを使ってそれぞれ発表しました。

国際理解や環境問題の取り組みを紹介する大宮八幡中学校の掲示板

このうち「難民と差別」のグループは、「難民について知らないことが差別の原因」「難民について知ることで人々の意識が変わるのではないか」と発表。他のグループは、自分たちに今できることとして「学校やコンビニでの募金」を提案し、「ある団体に毎月5,000円の寄付を1年間続けると、難民の家庭にテント1張を提供できる」などと具体的な事例を交えて説明しました。

続いてAAR東京事務局の中坪央暁が講演し、バングラデシュでロヒンギャ難民支援に従事した経験を基に、難民キャンプの現状、そこに暮らす人々の様子、NGOによる支援活動について、現地の写真を示しながら説明。「難民は私たちと関係のない存在ではなく、私たちと同じように普通に暮らしていた人たち。同じ時代に生きる私たちだからこそ、彼らに手を差し伸べることができる」と伝えました。

子どもの学習支援などをサポートする部屋で笑顔いっぱいの30人ほどの子どもたち

ロヒンギャ難民キャンプの子どもたち。写真を見た生徒たちは同世代の難民の子どもたちに思いを寄せました

生徒代表からは「インターネットだけでは分からないことを講演で知ることができました。難民の人々は自分たちと同じ人間であること、私たちは恵まれた環境で暮らしていることに気付かされました。中学生にできることは限られていますが、まず難民のことを知って多くの人に伝えていきたいと思います」という感想が述べられました。

AARは世界14カ国で実施している「難民支援」「地雷・不発弾対策」「障がい者支援」「災害支援」「感染症対策/水・衛生」などの活動についての理解を促進するために、イベントや講演などの啓発活動に積極的に取り組んでいます。対面形式、オンライン形式どちらも実施しており、ご好評をいただいています。AARの国際理解教育・啓発プログラムをぜひご利用ください。

AARの「国際理解教育」について、詳しくはこちらをご覧ください。

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