2022年3月31日(2022年8月26日更新)

ロシアによるウクライナ軍事侵攻が始まって5カ月、周辺国に逃れた難民は700万人超、国内避難民も約800万人に上ります。AAR Japan[難民を助ける会]は、食料の提供や物資配付などの緊急支援を行っています。

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ウクライナ地図

活動①:ウクライナ国内避難民への支援

支援物資の横でAARのロゴを手にする少女3人 奥は物資を修道院に運び込む人たち

ウクライナ西部テルノピリ州の修道院でAARの支援物資を受け取った国内避難民の少女たち=3月14日「汚れなき聖母マリアの修道女会」提供

緊急支援物資を輸送
AARはポーランド・ウクライナ両国にネットワークを持つポーランドのカトリック教会の「汚れなき聖母マリアの修道女会」と連携して、支援物資を陸路越境してウクライナ西部に輸送する支援活動を行っています。

同修道女会の支部であるウクライナ西部テルノピリ州の修道院には食料(小麦、缶詰類)や医薬品、衛生用品(石けん、おむつ、生理用品)、子ども用の衣料を、ワルシャワから2日がかりで輸送しています。一帯にはさらに数千人の避難民がおり、これらの支援物資は近隣でも配布しています。また、修道院には診療室と遊び場を整備しました。

シスター・ユリア物資を受け取った修道院のシスター

「さまざまな物質が枯渇する中、新たに届いた支援物資に皆が喜んでいます。モノをもらっただけでなく、外の人々とつながっているという安堵感が、避難している人々の心を癒しています。日本の皆さんの温かいご支援に心から感謝いたします。」

活動②:周辺国に逃れた難民への支援

ウクライナ難民の家族に温かい食事を提供するAAR スタッフ=3月21日

食料・生活用品を届ける
緊急支援チームがモルドバの首都キシナウに入り緊急支援を実施しています。キシナウ市内にある大学の学生寮は、モルドバ政府の要請を受けて、部屋の一部を難民に提供していますが、財政的な支援はありません。AARは身を寄せる人々に、野菜・果物、肉や魚、乳製品、小麦粉などの食材を届けるとともに、近隣のレストランに依頼し、すぐに食べられる温かい食事も提供しています。また、洗濯機・乾燥機などの生活用品の提供や、子どもたちが安心して過ごせるように遊び場の開設などを行っています。

スベトラーナさん温かい食事を受け取った家族

「ウクライナから母親と子どもとともにモルドバに逃れてきました。2週間前からこの寮に滞在しています。美味しくて温かい食事を提供してもらって、本当に感謝しています。」

活動③:障がい者支援

AARが支援する障がいのある方々

知的障がい者の親の会「ジェレラ」の皆さん

疲弊しがちな家族を支える
ウクライナでは3万人以上の知的障がい者の方が施設で生活していますが、軍事侵攻の影響で活動できなくった施設も少なくありません。また、鳴り響く砲撃音や空襲警報、そして避難生活は知的障がい者が混乱する要因となり、その家族も含めて大変な疲労につながります。AARは、ウクライナ国内の障がい者団体「ジェレラ(Djerela)」の要請を受け、知的障がい者本人と家族を対象にした支援を開始しています。


■最新活動レポート

ウクライナ危機発生から半年:長期化覚悟する戦時下の人々 | 活動レポート | AAR Japan[難民を助ける会]:日本生まれの国際NGOロシアのウクライナ軍事侵攻が2月24日に始まって間もなく半年。東部地域を中心に激しい戦闘が続き、停戦の見通しは立っていません。周辺国に越境した難民は累計1,000万人超、国内避難民も約700万人(8月10日現在...

「ロシアの人々がかわいそう」:ウクライナ避難民の女性たち | 活動レポート | AAR Japan[難民を助ける会]:日本生まれの国際NGOAAR Japan[難民を助ける会]が支援するウクライナ西部テルノピリ州のヤズローヴィツ修道院には、7月末時点で約60人の国内避難民の女性と子ども、高齢者が身を寄せています。同国では成人男性の多くが志願兵とし...

「日本から来てくれて本当にありがとう」:ウクライナ西部の修道院を訪問 | 活動レポート | AAR Japan[難民を助ける会]:日本生まれの国際NGOAAR Japan[難民を助ける会]の堀江良彰理事長は7月末、ウクライナ西部テルノピリ州にある修道院を訪問し、ロシアの軍事侵攻を逃れた国内避難民の女性や子どもたちに会いました。AARは今年3月以降、隣国ポーラン...

ウクライナの活動レポート一覧モルドバの活動レポート一覧


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■活動地からの動画

  • 緊急支援活動についてまとめています
  • 連携団体「汚れなき聖母マリアの修道女会」マザー・レティツィア院長から、日本の皆さんへのメッセージ

■関連イベント

  • 6/17(金)オンライントークイベント『現場から探る緊急人道支援の今』
    ウクライナ緊急支援事業を担当する藤原早織が登壇し、難民の方の声や最新の支援活動などをお話ししました。(主催:ピープルポート株式会社)
    ご視聴はこちら
  • 3/26(土)『ウクライナ支援緊急報告会』
    ポーランド、モルドバでの支援事業の報告や、今後の活動などをお伝えしました。ご視聴はこちら

■ご協力企業・団体の皆さま

ウクライナ緊急支援を開始以降、非常に多くの企業・団体の皆さまよりご支援をいただいております。一部をご紹介させていただきます。

ウクライナ緊急支援へ多くの企業・団体からのご協力に御礼申し上げます | AARブログ | AAR Japan[難民を助ける会]:日本生まれの国際NGO2022年2月24日からのロシア軍によるウクライナへの軍事侵攻により、国内外に避難されている方々への緊急支援に、多くの個人、企業、団体、学校の皆さまよりご寄付・ご協力をお寄せいただいております。ご協力に心...

ウクライナ緊急支援:Far Yeast Brewing株式会社が寄付つきビールを販売 | AARブログ | AAR Japan[難民を助ける会]:日本生まれの国際NGOクラフトビールメーカーのFar Yeast Brewing株式会社(山梨県小菅村)のご協力により、「Cheers to Support Ukraine 支援セット※」が販売されています。同社のオンラインショップで販売される同セットの売り上げ...

ウクライナ緊急支援:世嬉の一酒造株式会社が寄付つきお酒セットを販売 | AARブログ | AAR Japan[難民を助ける会]:日本生まれの国際NGO日本酒やビールを販売する世嬉の一酒造株式会社(岩手県一関市)により、「恩送りプロジェクト※」が行われています。同社のオンラインショップで販売される商品の売り上げの一部が、AAR Japan[難民を助ける会]...


■メディア掲載

AARのウクライナ緊急支援に関して、多数のメディアで紹介されています。

【メディア掲載記録はこちら】


人々に寄り添う支援を日本から届ける

古川 千晶AAR事務局長

私たちAARが支援の現場で考えるのは、「避難している方々が自分の家族だったら」ということです。世界のどの国であろうと、被害を自分事としてとらえ、どんな支援が必要か、私たちに何ができるかをまず考えています。
支援を必要としているウクライナの方々の声に耳を傾け、きめ細やかな活動を迅速に行ってまいります。皆さまのご支援・ご協力を、何卒よろしくお願いいたします。

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