2026年8月26日、ネパール北部で氷河と岩盤が崩落して川沿いの地域に土砂が流れ込み、未曾有の大災害となりました。9月16日時点で、犠牲者1,403人、行方不明者6,150人、被災した人は約160万人にのぼります。
お亡くなりになった方々に深く哀悼の意を表しますとともに、行方不明の方々の一日も早い発見を願い、被災されたすべての方々に衷心よりお見舞い申し上げます。
AAR Japan[難民を助ける会]は2015年4月に、ネパールで大地震が発生した際には、被災した障がい者の支援や学校の再建などの活動を実施いたしました。今回、その際に連携した現地団体と連絡をとるなど、発災直後から情報収集を続け、緊急支援の実施を検討してまいりました。
被害の大きかったラスワ郡では、道路と橋の流失によって多くの集落が孤立し、陸路では到達できない状況となりました。また、ネパール政府は2万人を超える要員を投入し、人命救助を最優先に活動にあたりました。限られた輸送手段が救助に充てられる中、外部の支援団体が被害の中心部に入ることは困難な状況が続きました。
一方、陸路で到達できる地域には、すでに政府や援助機関による支援が集中しており、当会が果たせる役割は非常に限られていました。このような現地の状況と当会の現在の緊急支援の実施体制を総合的に判断し、今回の災害に対し、大変残念なことですが、緊急支援の実施は困難という結論に至りました。
これまでにご寄付のお問い合わせをくださった皆さまには、事情を説明させていただいておりますが、ホームページをご覧の皆さまにもご報告させていただきます。
世界各地で大規模な災害が相次ぐ中、どの現場において何をなすべきかの見極めが大変難しくなってまいりました。AARは、今後も自然災害が発生した際には現地の状況を丁寧に確認し、果たすべき役割があると判断した場合には、速やかに緊急支援を実施してまいります。皆さまのご理解と、今後の活動への変わらぬご支援をお願い申し上げます。
