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厚生労働省「医療技術等国際展開推進事業」として、熱帯病マイセトーマ対策事業を受託

2022年8月25日

AAR Japan[難民を助ける会]はエーザイ株式会社(本社:東京都文京区)とともに、厚生労働省の令和4年度「医療技術等国際展開推進事業」として、アフリカのスーダンにおける熱帯病マイセトーマ対策事業を受託しました。開発途上国でNGOと製薬企業が取り組む協働事業が同推進事業に採択されるのは画期的で、国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の実現に向けた連携のモデルケースとして注目されます。

医療技術等国際展開推進事業は、日本の高水準の医療を国際展開するために、国立研究開発法人・国立医療研究センターが主体となって実施しています。AARとエーザイのマイセトーマ対策事業は5月25日に承認され、このほど事業を開始しました。

マイセトーマは「顧みられない熱帯病(NTDs)」のひとつで、土壌から特殊な菌が手足の傷口を経由して体内に入り、筋肉や骨を徐々に侵していく感染症です。AARは2013年以降、スーダンで衛生啓発活動に取り組み、マイセトーマの治療薬開発を進めるエーザイと2019年から協働しています。その一環で実施する「スーダンにおけるマイセトーマの対策能力強化と認知度向上事業」が医療技術等国際展開推進事業として採択されました。

受託事業の第一弾として7月5日、日本からは、長崎大学熱帯医学研究所、エーザイの研究者がスーダンの現地協力団体・関連団体とオンラインでつないだ研修を実施しました。
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本事業は、国立研究開発法人国立国際医療研究センターが主体となって実施する厚生労働省より委託された令和4年度 医療技術等国際展開推進事業です。

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