活動レポート Report

地震と二重被災「心が折れそうに…」:能登半島大雨緊急支援

2024年9月25日

大雨被害に見舞われた石川県能登地方は、1月の地震に続く「二重被災」の渦中にあります。AAR Japan[難民を助ける会]の緊急チームは炊き出しに加え、大きな被害を受けた輪島市内の仮設住宅に支援物資を届けています。現地からの報告です。

物資を届けている写真

停電と断水が続く輪島市町野町の仮設に使い捨てトイレなどをお届け=2024年9月23日

能登半島地震でも一時孤立した輪島市町野町に9月23日に入ると、町野川の支流・鈴屋川が氾濫し、集落に大量の土砂と流木が押し寄せて、粟蔵地区などに甚大な被害が出ていました。AAR緊急チームは土砂崩れや陥没で不通になった道路を迂回しながら、町野町第二仮設に到着し、高齢の身体障がい者がいる世帯に汗拭きシート、使い捨てトイレを届けました。ご家族からは「停電と断水が続き、介護しようにも身体を拭いてあげることもできずにいたので、本当に助かりました」とも言葉をいただきました。

流木や土砂のなかを進む白い車

大量の土砂と流木が押し寄せた石川県輪島市町野町粟蔵地区の道路

粟蔵地区では電気も水もないため、浸水した家屋の泥かき作業も難航しています。AARは地元の歯科医院などに泥かき用の清掃道具を提供しましたが、電気も水もない状況で家屋に流れ込んだ泥かき作業は難航しており、地震に続く災害に見舞われた住民からは「心が折れた」「心が折れそうだ」という言葉が何度となく聞かれました。

玄関先で支援物資を手渡すAAR職員

体拭きシートを届けるAARの大原真一郎

被災地では通信障害が続き、アクセスも悪いため、支援物資が充分に届いていません。AARの能登半島大雨の被災者支援へのご協力をよろしくお願い申し上げます。

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ご協力をよろしくお願い申し上げます。

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