活動レポート
ラオス「障がい者支援」四半世紀を振り返る
2024年11月25日
ラオスはインドシナ半島に位置する内陸国で、国土の約8割が山岳地帯です。
社会主義国ながら市場経済に移行し、近年では順調に経済成長を続けています。
しかし、他の東南アジア諸国と比べると開発が大幅に遅れており、
都市部と農村部の経済格差の拡大も問題となっています。
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面積 | 24万平方キロメートル |
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人口 | 744.3万人(2022年、ラオス統計局) |
首都 | ビエンチャン |
民族 | ラオ族(全人口の約半数以上)を含む計50民族 |
言語 | ラオス語 |
宗教 | 仏教 |
※出典:外務省ホームページ
ラオスでは2019年に障がい者の権利に関する法律が施行されたものの、障がい者に関する理解や知識は十分に広まっていません。地域で障がい者をサポートする環境が整備されておらず、障がい者は家族以外から支援を得ることが難しい状況です。障がいに関する理解不足から生じる差別意識も根強く残り、障がい者の社会参加を妨げています。
約160,000人
国内の障がい者数は、5歳以上の人口約580万人の
2.8%にあたる約16万人 ※1
キノコの販売で生計を立てられるよう、栽培方法の研修に参加する障がい者と家族
障がい者の社会参加を促進し、障がい者が抱える課題を地域で解決するための環境づくりを支援しています。障がい者とその家族で構成する自助グループへの生計支援や、公共施設のバリアフリー化工事などを行っています。
「今までは障がいで
何もできないと思っていました」
チウワンさん(22歳)
AARの技術研修に参加して気持ちが変わりました。キノコを上手に栽培して収入が得られたら、自分の銀行口座を開いて貯金したいです。それを手元にして、将来はキノコを販売する店を持ちたいですね。研修を受けられて本当にうれしいです。