
活動レポート
トルコ地震被災地の復興を祈り続けて
2024年12月9日
西アジアと東ヨーロッパにまたがるトルコは、
古くから東西文明の懸け橋として豊かな歴史と文化を誇ってきました。
しかし、周辺の中東地域では紛争が絶えず、内戦が続く隣国シリアなどからの難民を、
2024年時点で、世界で2番目に多く受け入れている国です。
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| 面積 | 780,576平方キロメートル(日本の約2倍) |
|---|---|
| 人口 | 85,664,944人(2024年、トルコ国家統計庁) |
| 首都 | アンカラ |
| 民族 | トルコ人(南東部を中心にクルド人、その他アルメニア人、ギリシャ人、ユダヤ人等) |
| 言語 | トルコ語(公用語) |
| 宗教 | イスラム教(スンニ派、アレヴィー派)が大部分を占める。その他ギリシャ正教徒、アルメニア正教徒、ユダヤ教徒など |
※出典:外務省ホームページ
2024年に前政権が崩壊してからはシリアへの帰還者が増加する一方で、今も290万人ものシリア難民がトルコに滞在しています。※その多くは、トルコの難民キャンプではなく街中で生活しています。合法かつ安定した収入が得られる仕事に就ける人は少数で、十分な情報が得られずに公共サービスへアクセスできない難民も多くいます。
※https://reliefweb.int/report/turkiye/unhcr-turkiye-operational-updates-february-2025
42%
難民の98%は街中に住み
42%は貧困の状態 ※1
97%
仕事を持つ難民のうち97%は
労働許可を取得していない ※1
34%
難民の34%は公的サービスへの
アクセスが困難な状態 ※2
78%
トルコ人の78%が難民によって
治安が悪化したと感じている ※3

地団体が開催している子どもイベントの様子
現地団体が難民や難民を受け入れている地域への支援を安定的に実施できるようにサポートしています。コミュニティに根差した保護分野でのネットワークづくり支援や、専門機関への照会方法のトレーニングを行うなど、事業運営能力の向上を図っています。

「助けてくれた日本の皆さんに
心から感謝します」
ラヒメさん(50歳)
地震が起きた頃は夜間とても冷え込み、家を失ったショックもあって、心身ともに追い詰められた感じでした。食料も毛布もなく途方に暮れていた時、AARの支援が届いて本当に安心しました。